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※当記事は幻影戦争のネタバレを含むから注意!
FFBE幻影戦争の、剣と魔法のメインストーリーを追う記事!
今回は、メインストーリー 第3部 第8章 第2節 “想いを未来に託し”のまとめ!
各バトル毎のシナリオ概要と感想を記していくよ!
ルメイドとラメイガの不屈の精神
西の庵
ルメイドとラメイガは、
脱兎のごとく逃げ出していた。
斬鬼刀を手に入れたからか、
ヴァルーシュが追ってくる気配はない。
……いや、違う。
追ってこないのではなく、
追う必要がないのかもしれない。
そんなことを考え始めた矢先、
二人は“異様な気配”を感じ取る。
――擬態(まがい)だ。
しかも、
一体や二体ではない。
小隊規模の擬態が、
一堂に会している。
その光景に、
思わず息を呑む。
普通なら、
ここで引き返す。
逃げる。
見なかったことにする。
だが、
ルメイドとラメイガは違った。
異様な気配を前にしても、
頭に浮かぶのは、たった一つ。
――金になる。
だからこそ彼らは、
さらに踏み込む。
六振りの刀剣を奪う。
その算段を始めてしまう。
……こいつら、
まだ懲りないのか。
いっそ清々しいくらいに小者。
そう言ってやりたい。
だが、
あまりにも“分かりやすい小者”すぎて、
逆に感想が出てこない。
擬態一体が相手でも、
勝てる気がしない。
それなのに、
小隊規模の擬態を出し抜いて、
六振りの刀剣を奪う?
できるわけがない。
……と、言いたい。
言いたいんだが――
こいつら、前科がある。
ガーヴルを出し抜いて、
一度は斬鬼刀を手に入れた。
一瞬だった。
すぐ奪われた。
それでも。
化かし合いに勝ったのは、
紛れもない事実だ。
そう考えると、
見方が少しだけ変わってくる。
トリックスターとして、
擬態相手にどこまでやれるのか。
不安よりも、
好奇心のほうが勝ってきた。
星詠みのパーティー結成
星の下へ1
リオニス、ホルン、オウィス、ウェズエット。
列強を含めた四か国連合でさえ、
天異には歯が立たなかった。
その事実を、
ハウレットはラマダを通じて知る。
そして、
ここでラルドーが
「あの日」の真実を語り始める。
――“聖地”が壊滅した、あの日。
たしかにランダルは、
忌刀マサチカを求めて聖地に兵を派遣した。
だが、
同時に――
クリスタル教会も、聖地を狙っていた。
聖地には、
クリスタル教会の信徒も潜んでいた。
何の罪もない村人。
その村人になりすました僧兵。
両者を見分けることなど、
当時のランダル兵にできるはずがなかった。
襲いかかってくる以上、
殺すしかなかった。
――その中には、
ただ巻き込まれただけの村人も、
数多くいたはずだ。
だからこそ、
ラルドーは聖地を訪れた。
花を手向けるために。
聖地の村長の娘、カーシェ。
彼女が忌刀マサチカを持ち出した可能性が高い。
ラマダは、星を詠む。
ラマダ、ムーア、ハウレット、オルドア。
四人は、
星詠みが示す導きのままに旅立つ。
――ついに、
聖地の真実が明かされた。
すべての発端は、
クリスタル教会の企てだった。
もちろん、
ランダルにも罪はある。
忌刀マサチカを求め、派兵し、
結果として、
罪のない村人の命を奪った。
それは、
決して許されることではない。
だが、
根本をたどれば――
やはり、
クリスタル教会こそが元凶だ。
もう一人の主人公とも言える
ジェーダンの国が、
悪に染まっていたわけではなかった。
ジェーダン、
そしてランダルを応援してきたプレイヤーにとって、
この事実は、
素直に嬉しいものだったと思う。
個人的には、
ラマダとムーアが
ついに手を取り合ったことを、
何より喜びたい。
ムーアは、
星詠みの力を失ったままだ。
それでも、
強力な槍術をもって、
愛する妹ラマダを支える。
この関係性が、
とても尊い。
ジェーダン級の戦闘力を持つハウレット。
そして、
緊張感を程よく崩してくれるオルドア。
戦力、因縁、感情、そして余白。
すべてが噛み合った。
――今、
いちばん熱いパーティーが、
ここに結成された。
まばたきする隙が、
見当たらない。
※バトルのみでシナリオ無し
星の下へ2
バトルのみでシナリオ無し
呆然自失のサーダリー
過ぎた望み
シャルゼの圧倒的な魔力をもってしても、
地下研究施設の扉を破壊することはできなかった。
だが、
“開ける”ことはできた。
部屋の奥で、
サーダリーは力なくうなだれていた。
ルティアル姫の姿を見ても、
ほとんど反応を示さない。
「私には、
もう生きている意味などない」
その声は、
あまりにも乾いていた。
サーダリーほどの権力を持つ男が、
死を望む。
もし彼が命を絶てば、
アードラ中の信徒たちは悲しみに暮れるだろう。
絶望は連鎖する。
その光景を想像しただけで、
ルティアルの胸は締め付けられる。
――いや。
締め付けられる、のではない。
高鳴るのだ。
これまで体験したことのないほど
巨大な悲しみ。
その“響き”に、
ルティアルの感情は高ぶっていく。
そのとき、
彼女の視界に映った。
極めて美しい、
時のクリスタル。
ルティアルは、
サーダリーに何かを囁く。
内容は、分からない。
だが、
サーダリーの瞳は、
わずかに揺れた。
やがてルティアルは部屋を去り、
代わりに《囁き》が駆けつける。
サーダリーは、
自らを責めていた。
生き返らせようなどと、
思わなければよかった。
もう一度、
あの笑顔が見たいなどと、
願わなければよかった。
蘇ったエキシアは、
苦しんでいる。
なぜなら――
エキシアは、生き返りたいなどと
思っていなかったのだから。
サーダリー。
かつては、
見知らぬ誰かのために生きた男。
だがこの歴史では、
エキシアのためだけに生きた。
他のすべてを犠牲にし、
利用し、
踏み越えて。
それでも、
そのエキシアから拒絶された。
当然と言えば当然だ。
だが、
サーダリーにとっては
あまりにも酷な現実だった。
そして――
彼が何より大切にしていた
時のクリスタル。
それを、
ルティアル姫が持ち去ったのだとしたら。
……静かに、
血が逆流する。
あれほどすべてを賭けたものを。
あれほど執着し、
守り続けたものを。
ただ自分の感情のためだけに動く
ルティアル姫などが、
触れていいはずがない。
怒りで、
胸が震える。
圧倒的な強者…
焔一文字
ルメイドとラメイガは、
西の庵を訪れる。
目的は明確だ。
六振りの刀剣を奪うこと。
庵の中には、
一人の老人がいた。
何気なく声をかける。
――その瞬間。
二人は悟る。
この老人は、
ただ者ではない。
言葉を発するより先に、
気迫が襲いかかってくる。
奪う。
そのはずだった。
だが、
即座に断念する。
本能が告げていた。
触れてはいけない、と。
やがて老人は、
静かに庵の外へ出る。
そこへ現れる、擬態(まがい)の小隊。
刀を渡せ、と迫る。
渡さぬなら、
力づくで奪う。
空気が張り詰める。
――老人は、嗤った。
楽しそうに。
そして、
死合いが始まる。
庵にいたその男こそ、
焔一文字の所持者。
ただ力だけを追い求める、
尋常ならざる存在。
狂気に呑まれている。
だが、濁ってはいない。
例えるなら、
ストリートファイターの豪鬼。
理屈ではなく、
“強さ”そのものが歩いているような男だ。
あまりの存在感に、
ルメイドとラメイガの小者ぶりなど、
どうでもよくなる。
それどころか――
圧倒的強者であるはずの
擬態小隊すら、
急に色褪せて見える。
メルニア級の戦闘力を持つ者だけで構成された小隊だぞ?
それを、
焔一文字を持っているとはいえ、
たった一人で相手にするというのか。
理屈では無謀だ。
だが、
理屈を超えているからこそ、
目が離せない。
怖い。
なのに、
期待してしまう。
一度目にしたら最後、
視線が戻らない。
※バトルのみでシナリオ無し
死合い
バトルのみでシナリオ無し
別次元の強さ
ガロウザ
老人の名は、ガロウザ。
彼は、擬態(まがい)の正体を
《瀑布》(ザ・フォール)出身だと即座に見抜いた。
なぜ分かるのか。
それは――
強き存在に興味があるからだ。
いや、
より正確に言えば、
強き存在にしか、興味がない。
忌刀マサチカを手に入れた暁には、
《瀑布》へ登ることすら視野に入れている。
なぜなら、
そこには皇帝がいる。
そしてガロウザの目的は、
その皇帝を殺すこと。
言っていることが、
まるで狂人だ。
だが、
その言葉には一切の迷いがなかった。
擬態小隊を相手に、
たった一人で優勢に戦いを進める。
それだけでも規格外だというのに、
《瀑布》の存在と構造まで把握している。
これは、
ただの戦闘狂ではない。
己が目指す高みに到達するため、
必要な情報を集め、
必要な強敵を把握し、
必要ならば踏み越える。
思想を持った怪物。
描写は細かくなかったが、
擬態たちが撤退したとは考えにくい。
つまり――
ガロウザは、小隊を壊滅させた。
単騎で。
“指輪”を二つ持つ
ハインドラのオベロンすら、
軽々と越えていきそうな気配。
もし天異が
最強という頂点にいるのなら。
そのすぐ下に立つのは、
ガロウザかもしれない。
別次元。
そう呼ぶしかない。
あまりの規格外ぶりに、
魂が震えた。
キトンvsドランドとガーガス
遺言と約束と復讐1
ついに、
キトンたちはクリスタル教会へ辿り着く。
そして、
ドランドとガーガスと対峙する。
キトンはすでに、
シャドウリンクスの最期を
リレルリラから聞いていた。
覚悟はできている。
ドランドとガーガスは、
リンクスの“遺言”をキトンに告げる。
だが――
だからこそ。
キトンは刀を取る。
遺言があるから。
約束があるから。
そして、
仇が目の前にいるから。
キトンは、
復讐のために戦いを挑む。
……ただ。
どうしても、
引っかかるものがある。
つい先ほどまで、
ルティアル姫を前に
尻尾を巻いて逃げた二人だ。
もちろん、
あの圧倒的な魔力を前にすれば、
撤退は合理的だ。
それは分かる。
分かるのだが――
タイミングが、悪い。
ルティアルから逃げた直後に、
キトンと真っ向勝負。
どうにも、
熱が乗りきらない。
キトンの怒りは本物だ。
リンクスの遺志も重い。
だが、
相手の格が、
ほんの少しだけ落ちてしまった。
正直に言えば。
この戦いそのものが、
早く終わってほしいとすら思ってしまう。
そして――
キトンたちがサーダリーを確保し、
モントのもとへ連れていく未来。
そちらの方に、
期待が傾いてしまのうのはおいらだけろうか。
※バトルのみでシナリオ無し
遺言と約束と復讐2
バトルのみでシナリオ無し
キトン達の勝利
悪党の愛情
キトンたちは、
ドランドとガーガスを打ち破る。
決着はついた。
だが、
二人は死を前にして、
一つだけ頼みを口にする。
ナドルのことを――
頼む、と。
自分たちが貯めた金を、
あいつに渡してほしい。
それだけ約束してくれれば、
安心して死ねる、と。
……悪党のくせに。
そんな感情がよぎる。
キトンは、
しばらく二人を見つめる。
そして、
言い放つ。
「消えろ」
だが、
続けてこう告げる。
「二度目はない。
次に見かけたら殺す」
情けではない。
だが、無情でもない。
ナドルを想う気持ちだけは、
汲み取った。
ドランドとガーガスは、
その言葉を受け入れ、
命を拾う形で逃げていく。
キトンたちは確信する。
天異は、
教会方面へ向かっている。
ならば急ぐべきは、
モントへの報告。
オウィス城へ戻る決断を下す。
――その頃。
遅れて、
シャルゼ、ヴィクトラ、ルアーサが教会へ到着する。
そして、
ルティアル姫と再会する。
「お久しぶりね」
穏やかな笑み。
だが、その笑顔の裏にあるものを、
もう誰も知らないわけではない。
キトンやアリムが、
ドランドたちを打ち破れるほど強くなった。
それは素直に嬉しい。
だが――
サーダリーには、
まだ辿り着けない。
今を生きる英雄・モントと、
かつての英雄・サーダリー。
その二人が手を取り合う未来を、
早く見たい。
気づけば、
視線はそこへ吸い寄せられている。
終わりに
第3部 第8章 第2節
「想いを未来に託し」。
このタイトルは、読み終えた今だからこそ刺さる。
想いを託すということは、
自分では辿り着けない未来を、
誰かに預けるということだ。
それは希望であり、
同時に敗北でもある。
サーダリーは、
エキシアに想いを託し、共に生きようとした。
だがその願いは、
彼女の苦しみという形で跳ね返ってきた。
ラルドーは、
聖地に花を手向けた。
過去を背負いながら、
未来へ進むために。
ラマダとムーアは、
星の導きに未来を託した。
力を失っても、
役割を変えても、
それでも隣に立つという選択。
キトンは、
リンクスの遺志を背負った。
復讐の炎を、
ただの怒りで終わらせなかった。
そして――
ルティアル姫。
彼女は、
他人の悲しみを自分の感情のために利用する。
だがその姿すら、
物語の一部として機能している。
善も悪も、
正義も狂気も、
全部が混ざり合っている。
だから、この章は面白い。
ガロウザという規格外の存在が現れ、
物語の天井が一段引き上げられた。
天異だけが“上”ではない。
世界は広く、
まだ見ぬ怪物がいる。
この広がりが、
物語に息を吹き込む。
そして、何より。
今を生きる英雄・モントと、
かつての英雄・サーダリー。
この二人が並び立つ瞬間。
おいらは、そこを待っている。
きっと、
ただの共闘では終わらない。
価値観の衝突かもしれない。
赦しの物語かもしれない。
あるいは、決別かもしれない。
それでもいい。
交わる瞬間さえあればいい。
今章は、その前段だ。
嵐の前の整理。
駒が揃い、
因縁が明確になり、
それぞれが自分の立ち位置を決めた。
気づけば、
次の更新日を指折り数えている。
――想いは、確かに未来へ託された。
あとは、それがどう花開くのか。
その瞬間まで、
おいらは、この剣と魔法の世界を、
全力で追い続ける。

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