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年明け直後の号ということもあり、
今週のファミ通は特集自体は少なめだ。
巻頭特集のアークナイツ エンドフィールドのみ。
ただし、クロスレビュー殿堂入りソフトカタログ前編として、
2025年1月〜6月発売タイトルの一覧が掲載されている。
今回はそこから、
おいらの感覚が引っかかった作品だけを拾っていく。
網羅はしない。
売れるかどうかも、正直どうでもいい。
人生のどこに刺さったか、それだけを見る。
アークナイツ エンドフィールド
※参考:アークナイツ グッズ(関連)
- 2026年1月22日配信!
- GRYPHLINE様による、アークナイツの続編!
- アニメ調グラフィックのA・RPG!
本作はGRYPHLINEによる
「アークナイツ」世界観を共有したアクションRPG。
アニメ調グラフィックのA・RPGという点では、
原神以降のトレンドど真ん中にいる。
しかし特徴的なのは、
・4人同時戦闘による戦略アクション
・拠点建設と自動化シミュレーション要素
単なる操作重視ではなく、
“考える余白”をちゃんと残している設計になっている点だ。
正直に言うと、
おいらは「流行ってるから触るゲーム」が昔から苦手。
なんだか反発したくなっちゃうのよね。
でもこの作品は、
流行の型を使いながら、
「世界を理解していく楽しさ」を置き去りにしていないようにみえる。
子供の頃、
システムを覚えながら世界に慣れていったRPG体験を、
今の技術でやり直そうとしているように見えるのよ。
また、アークナイツと本作で共通の世界線なのもポイント。
アークナイツの未来の時代が本作の模様。
過去作との繋がりを知っているかどうかで、
世界の見え方が変わる。
この“積み重ね前提の没入感”こそ、
RPG黄金期を生き抜いたキッズが、ずっと求めてきたものだよね。
新しい顔をしているけど、
中身はわりと“あの頃”寄りだ。
ファントムブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
- 2025/1/30発売!
- 日本一ソフトウェア様のS・RPG!
- ファントムブレイブの続編!
日本一ソフトウェア様といえば、
破格の数値。
Lv9999。
数字の桁で、常識を殴ってくるメーカーだ。
ラ・ピュセルの時点で十分おかしかった。
でも、それを“文化”にまで押し上げたのが
『魔界戦記ディスガイア』だったと思う。
ただし――
ファントムブレイブは、
ディスガイアの延長線にはいない。
S・RPGといえば、
マス目の上をユニットが移動するのが当たり前だった時代。
ファントムブレイブは、その前提を捨てた。
マス目を撤廃し、
フィールド内を自由に移動するフリーマップ制。
見た目はさながらA・RPG。
でも中身は、しっかりS・RPG。
さらにこのゲームは、
S・RPGが陥りがちな
「強ユニット一騎突撃ゲー」を、明確に否定した。
ユニットは、永遠には戦えない。
召喚すれば、数ターンで消える。
この仕様、正直に言って
好き嫌いははっきり分かれる。
でも、この制限があるからこそ、
ファントムブレイブは
“作業”じゃなく
判断のゲームになっていた。
誰を呼ぶか。
いつ使うか。
強さじゃない。
決断が問われるS・RPG。
そして物語。
請負人マローネと、
相棒のアッシュ。
二人は一度、世界を救った。
普通なら、
英雄譚はそこで終わる。
でも
『ファントムブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は違う。
マローネは続投。
アッシュも、当然そこにいる。
システムも、物語も、
ちゃんと“続き”として帰ってくる。
これ以上、
「あの日の続きを見る」資格がある作品が
他にあるだろうか。
……ちなみに言うと、
フリー移動システムは
当時から個人的には不要だと思ってた。(ぇ)
でも、それも含めて、
ファントムブレイブだ。
高校時代、
ディスガイアに狂った友達を横目に、
イラストの好みだけで一度は距離を取った。
それでも、
S・RPG好きとして
避けては通れなかった。
そして、プレイして理解した。
ファントムブレイブは
ディスガイアの続編じゃない。
日本一ソフトウェアが、
「次にやりたかったS・RPG」だったんだ。
あの日見た夢の続きはここで見られる。
迷ったら、触ろう。
まずは、体験版だ。
ハンドレッドライン 最終防衛学園
- 2025/4/24発売!
- ダンガンロンパのDNAを受け継いだ作品!
- しかし、中身は推理ADVではなく、S・RPG!
小高和剛 × 打越鋼太郎
――この名前を見て、
条件反射で身構えた人、正直に手を挙げてほしい。
ただし最初に言っておく。
これは推理ADVじゃない。
ジャンルはS・RPGだ。
でも、
中身まで別物だと思ったら痛い目を見る。
本作は、
異能×学園×戦争という、
中二病センサーが全力で反応する文脈を、
真正面から突き刺しに来る作品。
主人公・澄野拓海。
平凡な日常は、
“学駆力”と呼ばれる異能への覚醒をきっかけに破壊される。
強制的に転校させられた先は、
最終防衛学園だ。
謎の侵略者“侵攻生”との戦争。
期限は100日。
生き残れるかどうかは、選択次第。
――ここまで聞いて、
RPG黄金期を生き抜いたキッズなら、
もう察しているはずだ。
これ、絶対に優しくない。
本作最大の特徴は、
全100ルートという異常な物量。
表向きの建前はこう。
「全部遊ばなくていい」
「気に入ったルートが、あなたの真エンディング」
……うん。
綺麗ごとだね。
小高×打越タッグ作品を前にして、
プレイヤーがそんな聞き分けのいい存在なわけがない。
どれだけ分岐があろうと、
どこかに“すべての真相が揃う場所”がある。
そう信じてしまう。
そして、実際に探しに行ってしまう。
ループ。
選択。
フラグ管理。
原点にして頂点のゲーム体験が、
S・RPGという形で再構築されている。
ここが本作の一番ヤバいところだ。
ただし、注意点もはっきりしている。
これは
異能モノ×学園×戦争の物語だ。
剣と魔法の王道ファンタジーが好きな人には、
むしろ刺さる。
でも、
ダンガンロンパや極限脱出のような
“推理で殴るADV”を期待すると、
確実に肩透かしを食らう。
その代わり、
選択と犠牲で心を削りに来る。
それを受け止める覚悟があるなら、
この作品は、
間違いなく“ぶっ刺さりに来ている”。
販売本数ランキング
| 順位 | タイトル | プラットフォーム |
|---|---|---|
| 1 | マリオカート ワールド | Switch2 |
| 2 | Pokemon LEGENDS Z-A | Switch |
| 3 | Pokémon LEGENDS Z-A Nintendo Switch 2 Edition | Switch2 |
| 4 | カービィのエアライダー | Switch2 |
| 5 | 桃太郎電鉄2~あなたの町もきっとある~Nintendo Switch 2 Edition 東日本場+西日本編 | Switch2 |
| 6 | 桃太郎電鉄2~あなたの町も きっとある~東日本編+西日本編 | Switch |
| 7 | ドンキーコング バナンザ | Switch2 |
| 8 | Minecraft | Switch |
| 9 | スーパーマリオパーティジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition+ジャンボリーTV | Switch2 |
| 10 | あつまれ どうぶつの森 | Switch |
先週号とほぼ同じランキング
9位と10位が変わっただけ
つまり、剣と魔法の王道ファンタジーの作品は無い
19位には、ドラクエI&IIは居る
しかし、10位以内には居ない…
マリオ、ポケモン、桃鉄
ゲーマーでなくとも誰もが1度は聞いたことがあるような作品ばかり
こういったランキングをみるたびに、寂しい気持ちになるのはおいらだけだろうか…
ランキングってさ、
「面白い作品順」じゃない
新しく覚える必要がない順だよ。
ルールを知っている
触り方を知っている
失敗しないと分かっている
だから買われる。
剣と魔法の王道ファンタジーは、
覚え直す必要がある。
世界観も、システムも、言葉も。
その時点で、
このランキングの土俵に立てていない。
じゃあ終わりか?
――いいや、違うよね。
消えてはいない。
でも、勝ちに行ってもいない。
今の剣と魔法のRPGは、
ランキングで殴り合うフェーズじゃない。
深く刺す
長く残る
人生のどこかに居座る
そっちの戦場にいる。
終わりに
正直に言うと、
今週のファミ通様を読み終えたあと、
少しだけ胸の奥が静かになった。
派手な新情報があったわけじゃない。
ランキングも、ほとんど動いていない。
剣と魔法の王道ファンタジーは、
相変わらず上位にはいない。
でもさ。
それで「終わった」とは、どうしても思えなかった。
アークナイツの続きを覗きたくなる感覚。
ファントムブレイブで、またマローネに会えるという事実。
ハンドレッドラインの、心を削りにくる構造。
どれも共通しているのは、
一度きりで消費される前提じゃないってことだ。
時間がかかる。
理解が必要。
覚え直す体力もいる。
正直、めんどくさいよね。
でも、あの日RPGに脳を焼かれたキッズは、
そういう“めんどくささ”を越えた先にあるものを、もう知っている。
ランキングは冷たい。
でも、物語はまだ息をしている。
来週もファミ通様をめくりながら、
おいらの心が引っかかったものだけ拾ってくる。
売れるかどうかじゃない。
流行っているかどうかでもない。
あの日見た夢の続きを、まだ信じられるかどうか。
それだけを基準にね。

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