Eクラス冒険者は果てなき騎士の夢を見る 2巻(終) 感想

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目次

1巻ざっくりまとめ

・万年Eクラスの底辺冒険者ライ・オルガスが主人公
・実際の戦闘力は破格も破格でS級冒険者以上
・1巻で新規ダンジョン”マルドゥナダンジョン”を発見
・しかし未だにEランク扱い
・ステータス至上主義の世界でステータスがバグ表示(にみえる)ライの苦難は続く

ネタバレ無し感想

1巻のライの圧倒的戦闘力に魅了されて、ブックウォーカーで、サクッと2巻も読みました!
ステータス至上主義の世界観が魅力の本作ですが、その辺りの説明は1巻で終わっているので、今回は、物語に集中して読むことができます。圧倒的過ぎて相手が務まる敵が居ないライですが、今回は一味違います。同格…かは、さておき、圧勝とはいかない敵が出てくるので、バトル展開が熱いです。また、エルフのリカリアーナことリカさん。彼女が今回のストーリーの軸でありヒロインですので、リカさんファンは必見。1巻の派手な展開と比較すると落ち着いた印象を受ける2巻ですが、それでも、作品の魅力の根幹たるライのバトルとステータス至上主義の価値観による世界描写が最高でした( *´艸`)

ネタバレ感想

ネタバレ注意!!!

リカさん「……羨ましい」
2巻は、ライがリカさんさんとの出会いを思い起こすところからスタート。ライ15歳。はじめでのギルドでの冒険者登録。他者を拒絶するようで、それでいてどこか羨ましそうに他者をみているようなリカさんに勇気を出して声をかけるライ、偉い!冒険者登録時にステータスの開示を求められて戸惑ってそれでもみせたら羨ましいと言われて。この時点では、なぜ、リカさんが羨ましいと言ったのかは、ライもおいらも意味不明。でもライは嬉しかったんですよね。絶対に言われると思っていなかった言葉で、そこには悪意が無いからなのか、とてもささった模様、エモい。

2巻本編の時間軸は、1巻同様、黄金の雄鶏亭からスタート。リカさんを助ける為とはいえ、ファーストキスを奪ってしまったライ。リカさんに話しかけては避けられる日々が続きます。リカさんがファーストキスを気にしているわけじゃないのは1巻を読んだ読者としては分かり切ったことですが、鈍感主人公には当然理解できません。

ライ「ロロナちゃんってさ、キスしたことある?」
ロロナ「き、キスですか?そそそそれはもう、ええ、わたしくらい大人な女性なら経験していて当然と言いますか!」

悲しい嘘をつくロロナちゃんが哀れ可愛いw良いのよwキスとかしたことない感じがむしろ好きよ(^ω^)
にしてもライもライですね。渡りに船でロロナちゃんにリカさんのことを相談したかったのは分かるけれど、ロロナちゃんからしたら衝撃だし嫉妬しちゃうし最悪じゃないですか、まぁ、ラブコメ的には大正解だから良いんですけど、むしろ大好物ですありがとうございます( *´艸`)

ともあれ、ロロナちゃんのアドバイスで贈り物で仲直り大作戦に落ち着いたライ。ロロナちゃんとのデートも決まり、ラブコメ展開開始かと思われたのも束の間、連続殺人事件の話題が持ち上がります。『咎人系スキル保有者』。1巻でシスティナが言っていた”咎人”なるワードが早くも登場。ステータス至上主義の世界におけるスキルが、より、深掘りされます。戦闘系スキル、魔法系スキル、職人系スキルなど、傾向によって大別されるスキルのうちのひとつに分類されるのが”咎人系スキル”。盗賊、詐欺師、暗殺者、呪術師、殺人鬼。罪科を犯す才能のことですね。10歳のスキル確認の際に咎人系スキルが判明した場合は、例外なく国の管理下におかれます。ランクによって拘束度合いは異なり、軽い監視から一生を牢に繋がれるケースまで様々です。もっとも、国によっては即抹殺もある模様。いいですね、こういう世界設定大好き。”ステータス”という概念がると自然と人間ってそういう価値観になっていくんだろうなと思うとゾクゾクします。作者様の丁寧な描写に感謝!

連続殺人鬼は一時期、帝国で話題になった”人喰い”。情報は錯綜しているものの、”銀髪のエルフ”なる噂あり。り、リカさん?ミスリードなのかミスリードを装ったガチ展開なのか、けっこうハラハラしましたよ(;^ω^)

ロロナ「お二人って、わたしが思っていたほど深い仲ってわけでもないんですね」
ライ「なんでちょっと嬉しそうなの?」

ロロナちゃんとのデート当日、リカさんへの贈り物を選ぶ為の手がかりとしてリカさんのことをライに尋ねるロロナちゃんですが、ライから帰ってくる言葉はギルドの受付嬢だとかエルフだとか、アホみたいな返答ばかりでまるでヒントにならず。2人の仲が浅いと見抜いたロロナちゃんの緩んだ頬が目に浮かびました良かったね( *´艸`)

ロロナ「お父さんから頼まれてなければ、わたしのこと守ってくれないんですか?」
ライ「まさか。ロロナちゃんが危ないときは、どこにいたって駆けつけるよ」
ロロナ「ふふっ、なら安心ですね」

フードを目深にかぶった男に正面からぶつかってしまうロロナちゃんと、咄嗟に抱きかかえるライ。よくあるラブコメのワンシーンにおけるロロナちゃんのムーブがあざと可愛くて策士。いや、このシーンのロロナちゃんは天然でしかないんだけどw この後もライとロロナちゃんのラブコメムードは、ほんのり続きまして、ロロナちゃんの言葉の端々から、なんと、ライはロロナちゃんの好意に気付ちゃうわけですねー!まだ2巻なのにね!というか、主人公は鈍感だってのがお約束だしまぁ実際にライは鈍感な部類なんだけどそれでも好意に気付ける程度には真人間なわけでこれでラブコメ成立します??異常なくらいに鈍感でこそ主人公なんだがなぁ(持論

リカさん「あの!お気持ちは嬉しく思うのですが、ライさんには私などよりも、もっと素敵な人がいると思うのです。ですからどうか、伝えようとしてくださっているその言葉は、別の人に伝えてあげてください」
ライ「え?いや、俺はリカさんに―」
リカさん「私はダメです。そんな言葉、送る価値がありません」
ライ「そんなことないって、俺、リカさんには心の底から―」
リカさん「それは私がライさんを騙しているからです。過去を隠し、本性を隠しているから。本当の私はとても醜くて、あなたに好きになってもらえるような存在ではないのです。だから告白なんて―」
ライ「ん?告白?」
リカさん「え?」
ライ「えっ?」

ロロナちゃんのアドバイスもあって早速プレゼントを渡しにリカさんの元に向かったライとリカさんのラブコメっぷりが好き過ぎてつらい!ロロナちゃんの正統派なあざと可愛さも良いけれど、リカさんの、心に傷を抱えて自罰的に生きている悲しみを癒してあげたくなる可愛さもまた良い!上記やり取りのおもしろさもポイントだしな!
ともあれ、1巻ラストのキス(ポーション口移し)の件での贈り物として、森の香りの香水を渡すことに成功したライ。お礼を言うリカさんのはじめての笑顔は、酷く悲しい孤独なものでした。…まぁ、凄絶な過去があるものね( ;∀;)

殺人鬼「やあ、ロロナちゃん。はじめまして。僕の自己紹介は必要かい?」
盗賊スキルを持つ連続殺人鬼。標的は誰でも良いわけではなく、笑顔の可愛い女の子で、かつ、大事な人が居る子。先日、デート中のロロナちゃんとぶつかった時に品定めに成功。隙を見てロロナちゃんを攫いました。ライを呼び出してもいます。ロロナちゃんの目の前でライを殺すことが、彼にとっての最高の快楽だからです。

殺人鬼「フィリーア教がよく言ってるよね。この世界はステータスがすべてだって。ああ、僕もそう思う。きっと他の咎持ちもみんなそう思ってる。この世界はステータスがすべてだから、こういう風に生まれてしまった私たちは、仕方がないから神様の言うとおりに犯行に及ぼう、ってね」
人のものを奪いたい、人を殺したい、人を食べたい。咎人系スキル所持者、大なり小なり必ず、誰かを害さずにはいられない衝動をもっている。だから、犯罪を犯すのは仕方ない。自分は悪くない。ステータスが悪い。神様が悪い。なぜなら、ステータス至上主義の世界なんだから。

…これは根深い問題だと思います。現実世界でラノベを読んでいるおいらからすれば、他責的思考の自己中クソ野郎にしかみえませんが、実際に、ステータスという価値観ですべてが判断されている世界で、生まれたときからずっと生きていれば、ある意味、当然の考え方ともいえるわけで。人のせいにするなと、簡単に切って捨てて良い問題ではない気がします。

ロロナちゃん「情けない人、つまりあなたは自分に負けたんですね」
ロロナちゃん「自分の弱さをスキルやステータスの所為にしないでください。世の中には、自分のステータスが他とは違うって理由で馬鹿にされたり、怖がられたりしても、それでも必死に歯を食いしばって、我慢して、夢を叶えようとがんばっている人もいるんです!」

ロロナちゃんは、ライの生き様を知っているからこそ、目の前の殺人鬼の価値観を否定します。真の意味でライのステータスを理解しているわけではないでしょうけど、だからこそ、わかってくれるロロナちゃんの優しさや価値観が本当に尊くて嬉しくて…。キミが殺人鬼にしゃべってっている言葉は、ライに感情移入しているおいらを号泣させているからねロロナちゃん( ;∀;)

殺人鬼「くっくっく、さあ、楽しい宴の始まりだ……へ?」
咎人系スキル持ちの苦労を知らない人間の好き勝手な台詞に激怒する殺人鬼。ロロナちゃんの目の前でライを惨たらしく殺さないと気がすまい状態。盗賊スキルだけでなく、猛獣使いのスキルを持ち、モンスターを使役することができる彼は、ロロナちゃんを助けにきたライにむけて討伐推奨レベル34のライカンスロープをけしかけます。そして物の数秒もしないうちに、ライカンスロープは戻ってきます。”物言わぬ骸”となって。

殺人鬼「馬鹿な!ありえない!お前、一体なにを―」
みなまで言う前に瞬足で近いづいてきたライに殴り飛ばされ、壁に激突する殺人鬼。さすがにライを甘くみていたと認識をあらためた殺人鬼は、秘蔵のモンスター”キラーヘラクロス”を銀の弾丸のようなスピードで放ったのに次の瞬間には目で追えない速度で抜剣したライによって粉々にされているとかライ強すぎワロシw

ライ「お前、覚悟はいいな?」
S級冒険者ですらかくやという戦闘力を見せつけてきた人の形をした化物が、憤怒に染まった目でみてきたら、そりゃ殺人鬼でなくとも逃げ出すよね。大量のモンスターをライ、というか主にロロナに向けて放つことで時間を稼ぎ、その隙に脱兎のごとく走り出し、逃亡に成功。ライへの復讐を誓う殺人鬼ですが…

殺人鬼「許してください。もう悪いことはしません。だからお願いします、僕を食べないで」
殺人鬼「やめて。ああ、どうか、せめて、普通に死なせてください。やだ。こんな死に方は嫌だ!」

たしかにライからは逃げ切った。しかし、銀髪の死神が現れました。そして気付いた瞬間には、腹部を貫かれ、臓器をごっそりと抜き取られ、それで終わることなく、次々と身体を削られ、咀嚼されていく。

…生き地獄ですね。絶対にこんな死に方したくない。殺人鬼の台詞は、同じ状況に陥った時に、誰もが心の底から言うことだと思います。思いますが、殺人鬼、おまえだけは言ったらダメだよ?全部ステータスのせいにして、大量に人を殺してきたよね?咎人系スキルの衝動のせいにして、好き勝手命を弄んできたよね?痛い目にあったばかりなのに、ついさっきまで、ライへの復讐で頭がいっぱいだったよね?それなのに、普通にしなせてくれ?どの口が言っているんですかね?こういうキャラをみるたびに、おいらの怒りゲージはMAXになっているのよ?(#^ω^)

ライ「……リカさん。もしかしてなにか隠してる?」
リカさん「隠してなどいません。どうして疑うのですか?」
ライ「違う。疑っているわけじゃないんだ。ただ、実はロロナちゃんがさらわれて危ない目にあったんだ。だからみんなを安心させる為にも、犯人が本当に死んだっていう確証が欲しい。……本当に、あの犯人は死んだんだよな?」
リカさん「死にました。私ではなく、怪物に喰われて」

ロロナちゃんを無事に家に送り届けたライは、犯人の追跡を再開。しかし、犯人の姿はなく、代わりに見つけたのは”真っ赤な血で顔を濡らした”リカさん。口元に血を残しながら、誰がみても分かるくらいに狼狽して、自分ではなく、殺人鬼はモンスターに食べられて死んだんだと繰り返し述べます。

口数の少ない彼女がいつになく饒舌に語る姿に違和感を覚えるライが質問を繰り返しても、挙動不審なだけで返答が変わらないこの一連の流れは本当に素晴らしいミスリードでした。おいらは、もう完全に、リカさんやってんなとしか思わなったからね(^ω^)←アホの子

ロロナちゃん「さあ、ライさん。今日はたくさん食べてたくさん飲んでください。今日だけはどれだけ飲んでも何も言いませんし、わたしにして欲しいことがあったら、なんでもさせていただきますから!」
ライ「ろ、ロロナちゃん。腕に胸が当たってるんだけど!」
ロロナちゃん「………」

好感度急上昇!すでに好意を隠すことをやめたロロナちゃんのムーブと周囲の人の温かい目のコンボボックスが、ラブコメ展開を大いに盛り上げてくれてます!いいぞ!もっとやれ!ここにきておいらのロロナちゃんのへの好感度もあがってるよ!!

ギルドマスター「リカリアーナくんの故郷である森の隠れ里、その村の名をタトリン村という」
ギルドマスター「人喰いと呼ばれる咎持ちによって滅ぼされた村だ」

ロロナちゃん救出のその日からギルドを休んでいるリカさん。尋常ならざる様子に心配がとまらないライは強行突破を決行。ギルドマスターのもとに許可なく押しかけ、リカさんを助けたい、力になりたいと思いの丈をぶつけます。その姿に心を動かされた…ということではなく、計算づくなんでしょうか、ギルドマスターはライに、リカさんの過去を語ります。

ついに完全に明かされるリカさんの過去。意外にも子供の頃のリカさんはお転婆娘。いたずらをしかけては大人に注意される悪戯っ子。ケイとリルファという仲の良い友達が居て、愛してくれるお父さんとお母さんがいて、幸せいっぱいな毎日。

そんなリカさんは、狼の塔に遊びに行きます。”狼男”と呼ばれる存在が閉じ込められている塔で、近づくのはエルフの掟で禁止されていますが、この掟に限らず、掟全般に懐疑的なリカさんは、掟を破って狼男に近づきます。

狼男「子供の厳選さ。強いスキルを持った子供が生まれてくるまで、自分の生んだ子供を選別するんだ。だから貴族の家には当然のように、何代にもわたって高いランクのスキルを持つ人間が生まれてくる。ある意味では選民の極みだね。それは性格も高慢になるというものさ」
狼男は博識。本人曰く、”星詠み”スキルの恩恵。幼いリカさんには理解できないものの、質問すればなんでも答えが返ってくることは分かるので、狼男との会話は、リカさんにとって、とても楽しいものでした。当然、ステータス至上主義の世界におけるスキル確認が10歳まで禁じられている理由も、狼男から知ることになります。それだけでなく、ステータス魔法まで教わります。狼男の様子からして、はじめは、ステータス魔法を教えるつもりはなかったようです。いざ10歳のステータス魔法をみんなで使うタイミングで、リカさんが己のスキルを知り、そして、周囲の人間もリカさんのスキルを知ることを望んでいたようですが、しかし、彼なりにリカさんを友人と想っているのは事実であり、”君が狼にならずに済む可能性を贈りたいと思った”ことで、ステータス魔法を教えた模様。

今思えば、この時点で、狼男はすべてを知ってたわけですよね。リカさんのスキルも、リカさんの運命も。なればこそ、リカさんが辿ることになる過酷な運命から、彼女を救うことが、彼になら出来たはず。しかし、そうはしなかった。狼男には狼男なりの価値観があって、彼なりの望みがあるわけで、そこにはリカさんを運命から救うことは含まれていなかったんだと思います。…というと、リカさんを見捨てているようにも取れますが、見捨てるだけなら、わざわざステータス魔法を教えることもなかったわけです。ステータス魔法を教えている時点で、リカさんにひとつの大きなチャンスをあげているんですよね。このあたりの一見して矛盾にみえる行動が、実に人間臭くて好きです。狼男が、単純な悪じゃないところに、深みを感じます。

リカさん「…………え?なに、これ?暗殺者に殺人鬼。咎人系スキルが、ふたつも……」
帰宅して早速ステータス魔法を使ったリカさんに突き付けられたのは残酷な運命。咎人の最高峰の才能。しかもどちらもAランク。特に殺人鬼スキルは、凶悪犯罪者の代名詞と言われているスキルで、例外なく人殺しになると言われている…。無論、誰かを殺そうなんて思ったことは無い。でも、自分はなぜ、悪戯が好きなのか?刺激が欲しかったからだ。誰かの困っている顔をみるのがいちばんだから…。誰かの苦しんでいる姿をみるのが…。絶対にみつかってはいけないスキルを持っていると自覚したリカさん。ハイランクの咎人系スキルを所持している以上、一生、狼の塔へ幽閉されることになる。なんとしてもステータスを隠さないといけない。しかし、儀式の日に衆人環視のもと、白日に晒されるのは自明の理。そこで閃くのは暗殺者スキルの”スキル隠蔽ボーナス”。これを習得できれば、ステータスを隠すことができる。ステータスを隠せれば、幸せに生きていける。活路を見出したリカさんですが、そもそも、暗殺者スキルの上げ方が分からない。翌日に早速、狼男に会いに行くものの、声をかけても何も答えない狼男。仕方なく、次の手段として、タトリン村の唯一の名物、大図書館へ赴きますが、暗殺者スキルについて言及されている書籍が、簡単に見つかるはずもありません。

ケイ「そんなこと言うなよ。リルファが心配してたぞ。最近、リカが思い詰めた表情をしていることが多いって。だからなにか困っていることがあるならさ、オレやリルファが相談に乗ってたやるから言ってみろって」
暗殺者スキルの熟練度上げの為に、狩りを試みるリカさん。熟練度上げの為に命を奪って良いのかと逡巡しているうちに、獲物に逃げられ、また、仲良しのケイに話しかけられます。優しい言葉ですが、今のリカさんの心情を鑑みれば、怒りに繋がるだけですよね。咎人系スキルを入手しちゃって困ってます、掟違反をしてステータス魔法を使ったらわかりました、なんて口が裂けても言えないし…。いや、それでも、友達を信じて打ち明けるべきなんでしょうけど、悪いけどそれは綺麗ごとですよ。他人はそんなに信じられない。それは最終的にリカさんが辿る運命が証明しています。

リカさん「……無駄だった。私の努力は、全部無駄だった」
図書館でついにお目当ての本をみつけるリカさん。しかし、そこにかかれていた残酷な真実。ステータス隠蔽は、ボーナススキル300での習得でした。とてもじゃないけれど、残された時間での到達は不可能。また、追い打ちをかけるように、殺人鬼スキル100のボーナスが殺人衝動で、どんな善良な人間でも決して抗えず、殺人鬼に至る、しかも人を殺さなくても自然と上昇していくことが判明します

リカさん「やだ。やだよ。この村を出たくなんてない。ずっと、ここにいたい。みんなと一緒にいたい」
タトリン村は生まれ故郷で、大好きな友達や家族が居る大切な場所。こここそが全てだと理解したリカさんに、お母さんが語り掛けます。捨てるはずがない、嫌いになるはずがない、だって大切な娘なのだから、と。優しく抱きしめてくれる母と父、そして泣いているリカさんを心配して集まってくれる村の皆。リカさんは確信します。自分はみんなのことが大好きで、また、みんなも自分のことが大好きなんだと。信じることが大事だったのだ、と。

タトリン村での”直接的な描写”は、この後、儀式の日にステータス魔法を使う瞬間で終わります。そういう意味では、タトリン村でリカさんに何が起きたのかは、2巻を読み終えもなお、具体的な部分は不明のままです。しかし、タトリン村を出奔し、ボロボロになりながら逃亡生活を続けるリカさんをみれば、運命の日に何があったのかなんて、誰にでもわかります。だからこそ、腹が立つ。どんなスキルをもっていても大丈夫だとのたまったリカさんの母は何をしているんですかね?娘を守らなかったわけ?お父さんは?ケイとリルファは?お前ら全員何しているんだよ。もしかしたら、リカさんを庇ってくれたのかもしれないし、3巻・4巻と続いていけば、いつかリカさんにとって嬉しい事実が明かされるのかもしれないけれど、現時点ではダメだわ、許せない。深く考えもせず、綺麗事だけのたまって、いざその時がきたら手のひらを返したクズにしか思えない。実際、201ページの描写を読む限り、普通に裏切っただけっぽいしね。はぁ、リカさんが可哀そうすぎて腹が立つ…ッ

ラファエル・グリムド「私はラファエル・グリムド。貴族の家に生まれた、生まれながらの咎人だ。生まれ持ったステータスがすべてのこの世界において、どこにも居場所のない獣の一匹だよ」
憎悪。憎悪。憎悪。男の仮面の奥にあるのは、ただひたすらに激しく燃え盛る憎悪の炎だった、とはリカさん談。逃亡生活を続けるリカさんは、その逃亡の途中で、ラファエル・グリムドやルッフルと出会ったと明かされました。この出会いをもとに、リカさんはギルドナイトかつ受付になったわけです。ギルドマスターたるラファエル・グリムドが、底知れない憎悪をもっている点も、ここで明かされましたね、ぞくりときました。

リカさん「ライさん」
ライ「ああ、いい冒険にしよ―」
リカさん「一発殴らせてください」
ライ「なんで!?」


ついにライと出会ったリカさん。ライだけが、自分をエルフとして、奇異の目でみてこなかった。読めないステータスが羨ましく、憎らしくも思うけれど、苦手に思えない存在だった。そんな彼と魔の森へ行けと命令され、ライを始末するのかと誤認するリカさんの複雑な胸中を吹き飛ばすライ無双。A級冒険者たるリカさんをしても何度も死にかけたこの森で、討伐推奨レベル18エンプジンを次々に切り裂き、討伐推奨レベル25のサンダーライガットを剣圧だけで遠方から仕留め、討伐推奨レベル32のリザードマンナイトの大軍をリカさんの目を持ってしても負いきれない速度で殲滅し、討伐推奨レベル47のキラーヘラクロスを拳1つで粉微塵にする。うん、笑うしかないよねwリカさんの殴りたい気持ちがわかるw ライとの出会いは当初のリカさんの予想を良い意味で裏切って、殺人鬼になることなく、このままここで幸せにに暮らせるのかもと期待するに至るのですが、”もちろん、そんなものは気のせいだった”と描写されるから痛々しい…。作者様のあげて落とすの展開が天才的すぎて、天を仰いで目を覆いたくなるなんよねほんと…

リカさん「自分の故郷が滅んでいたことを知ったというのに、そのことに怒りも悲しみも覚えないなんて」
タトリン村の678名のエルフは1人の咎人によって全滅。ギルドマスターから渡された半羊紙に書かれていたのは故郷の訃報ですが、リカさんは悲しむことなく、罰が下ったのだと昏い喜びの感情を持ちます。そんな自分の醜さに絶望したのか笑いさえこみあげてくるリカさんは、救いようのないクズだと自分を責めます。

自分を責めなくて良いんだよ、リカさん。調子のいいことだけ言って裏切ったカス共が死んだんだから、おいらだって喜ぶわ。罰が下ったかはともかく、死んでくれてせいせいするよ。多くの作品において、主人公側のキャラは、こういう時に、それでも家族や友達が死んだら悲しむわけで、それはそれで悲しめる彼ら彼女らの心の清らかさは本当に尊くて大好きなんだけど、でも、リカさんみたいに喜ぶタイプも好きだよ!前者が憧れだとするなら、後者たるリカさんには共感を覚えるよ!いや、よく言ってくれたという代弁者への感謝かな?裏切り者なんて死んで当然なんだから(怒

狼男「やあ、ようく見つけたよ。リカリアーナ。久しぶりだね」
リカさん「……どちら様ですか?」
人間の死体を食い漁る醜悪な存在。その正体はかつての友人、狼男。”人喰い”のスキルを持ち、帝国でその名を轟かせた殺人鬼。久しぶりの再会にリカさんが狼男に求めるのは謝罪。なぜなら、タトリン村のみんなを、リカさんの両親を喰い殺したのは彼なのだから。しかし、狼男は意外そうにするばかり。というのも、狼男の見立てでは、リカさんはタトリン村の皆も、両親のことも、恨んでいると思っていたから。狼男からすれば、自身の欲求や復讐だけでなく、リカさんの仇討ちのつもりでもあったわけです。実際、その見立ては正しいかもしれません。謝罪を求めこそしたリカさんですが、実際のところ、犯人である狼男を前にしても、怒りも嘆きも湧いてこなかったのだから。

リカさん「……それで、なぜあなたはここにいるのですか?」
狼男「君の近くに黒髪の冒険者がいるはずなんだ。自分はね、どうしてもその少年を食べたいんだよ」

理由なんて特にないけれど、食べたいから食べる。その食べたい存在の近くに偶然居たのがリカさん。だから、まずがリカさんに会いに来た。そう語る狼男にライを売り渡せるわけがないリカさんですが、狼男は狡猾です。咎持ちだとバラされたくなければライを連れてこいと楽しそうに脅迫します。口では友達だと言っておきながら、やっていることは卑怯な犯罪者以外の何物でもないわけで、それでよく、リカさんに対して友人だなどと名乗れたな…リカさんを苦しめる狼男が許せねぇ…(怒)

ギルドマスター「ライ、期待しているよ。君ならきっと、リカリアーナくんと一緒に戻ってきてくれるとね」
リカさんが狼男に脅迫されている時、ライは、ギルドマスターから語られた長い昔話を聞き終えた頃でした。ギルドマスターは深い闇をもっていて、ライにリカさんの過去を語って聞かせても、彼の野望達成の為なんでしょうが、でも、それだけじゃないんでしょうね。どことなく、リカに対する気持ちは確かにあって、本当に救ってあげたくてライに期待している。こうなると、いざギルドマスターを打倒する展開になっても、ストレートに憎むことは出来なくなっちゃうなぁ…

リカさん「ライさん、あなたは一体なにをしているんですか?無銭飲食などして、捕まったりしたら騎士への道が遠のいてしまうでしょう?」
ライ「いや、お金がなくなっていることに気付かなくてさ。わざとじゃないんだ」


3日、4日、5日。リカさんを探すライ。しかし、まるで見つからず、1週間経過。路銀が尽きていることに気付かず、あまりにも喉が渇いたとはいえ、お金を払わずに水を飲んでしまい、衛兵に突き出されてしまうことになりかけたタイミングで、まさかの助け舟で、リカさん登場。ライを避けて行動していた彼女ですが、衛兵に捕まって前科持ちになれば騎士への道は断たれてしまう。大切なライの夢を潰えさせたくないがゆえに、リカさんはライを助ける。実力はあってもそれ以上に大きな枷があるライの為、自分のことは忘れて騎士への夢を追って欲しいと別れの言葉を告げるリカさん。スキル使用(シャドウキリング)による逃亡は、ライをもってしても捉えることはできず、2人は別れる…

リカさんだって馬鹿じゃない。ライなら、人喰いに勝てる可能性はあるとも考えます。しかし、人喰いだって只者じゃない。Lv62の英雄クラスのラムじぃを筆頭に、全員がLv50を超える老エルフ達を相手に勝利するその強さは異次元レベル。

その強さの秘密は…”超越”。なんらかのスキルを1000まで上げることで、人間として限界を超越。超越者はあらゆる能力値が倍加し、スキルの特技なども別物レベルに強化。その強さは、もはや、レベルという概念では測れない領域に突入しているそうです。実際に、リカさんの鑑定では、欠片もその強さを読み取れることはできませんでした。いくらライでも、超越者に勝てるのか?判断ができない。それに、そもそも、ライに協力を依頼する時点で、リカさん自身が咎持ちだということがばれてしまう。嫌われてしまう。それは絶対に嫌だ。そうリカさんは考えます。この考えね、切ないよね…。咎持ちだからって、ライがリカさんを嫌うわけないじゃんって、読者からしたら簡単にわかることですけど、当事者からすれば今までの経験とか心の傷とかで正常に判断できるわけないし、万が一ってことはどうしてもあるしね…。

リカさん「……そっか。私、まだだれかを好きになることができたんだ」
人喰いからもらった決断までの猶予は1週間。思い出すのは、マルドゥナダンジョンでの出来事。強引に唇を奪っていったライ。押し付けられた唇から感じたのは、死なないでくれ、生きていて欲しい、そういった純粋な願い。だからこそリカさんは頑張れた。自分の中にいつのまにかあってずっと目を背けてきた感情を、ついに自覚する、そう、リカさんはライのことが好きになっていたのでした。好きになった人を犠牲にしてまで生きたくない。咎持ちではあってもクズではない。

人喰い「あらら、そう来ちゃいますか」
進むべき道を見定めたリカさんは、ライの前からシャドウキリングで消えたその足で、人喰いを倒しに向かいます。しかし、高レベル冒険者で実力者のリカさんでも、相手が悪い。超越者は、まさに圧倒的。リカさんの一撃必殺が回避されるばかりか、次の瞬間には右腕の二の腕から先が喰われました

リカさん「……やだ……私、死にたく、ない……」
スリーピーホロウ戦で垣間見た死線は救いにも思えたのに、恋心を自覚した今となっては、死は恐ろしい。だからこそ漏れ出る死にたくないという言葉。

リカさん「死にたくない。誰か、たす、けて……お願い。誰か助けて!」
ライ「ああ、今助ける!」
人喰いに殺されかけるリカさんの絶対絶命の危機に現れるのはライ!!!これよこれ!!!ヒーローはここぞというところで来てくれるもの!このシーンが読みたくて2巻をずっと読んでいたと言っても過言ではないから!!!

リカさんにこんなことをした奴を放っておけるわけが無い、絶対に殺すと、完全にキレているライ。常人なら100回は殺せるほど人喰いを切り刻みますが、倒せません。すぐに完全回復する、異常なほどの治癒能力を持っているからです。ライと人喰いの本格的な戦いはまさに人知を超えたもので、廃協会の屋根が吹き飛び、床が抉れ、その下の地面までもが陥没し、そこを中心に周囲一帯が壊滅していくありさま。しかし、これだけ激しい争いなのに、リカさんの周囲の被害はゼロ。そこから導き出される結論は、ライは、リカさんを守りながら戦っているということ。にもかかわらず、超越者たる人喰いを相手に、その姿を挽肉同然の無数の肉片にまで切り刻めるのだから、ライの戦闘力の異常さがうかがい知れます。そんなライの戦う姿をみて、ついに覚悟を決めたリカさんは…

リカさん「ライさん!聞いてください!私はあなたが守る価値のあるような、そんな人間ではないのです!私は悪い人間なんです!救いようがない、そういう人間のクズなんです!だからもういいんです!私のことは置いて、ライさん一人で逃げてください!私はー私は殺人鬼スキルを持った、咎持ちなんです!
ライ「それがどうした?俺はリカさんのことが好きだよ


絶対に言いたくない真実を、絶対に知られたくないヒト相手に言い放った結果は…

ライ「殺人鬼スキルがどうした?俺の知ってるリカさんは、あんな小さなステータス画面の中にはいないよ」

ずっと誰かに言ってほしった。たった一人で良いのに、誰も言ってくれなかった言葉。それを、恋心を抱いたヒトが言ってくれた…これは、もう、人生最大の救いにして、奇跡の出会い!2巻でいちばん感動して泣いたのはこのシーンでした( ;∀;)

リカさん「ライさん!人食いのステータスには喰らったヒトの分だけ命と肉を肥大化させるとあります!見えている姿が人喰いのすべてではないのです!喰らったヒト全員分の命と肉体、そのすべてを一撃で薙ぎ払う攻撃でないと、人喰いの本当の命には届かないのだと思われます!」
ライ「分からないが分かった!つまりものすごい一撃で仕留めろってことだな!」


リカさんとライの共同戦線。リカさんの決死の”鑑定”により、人喰いの治癒能力の秘密を看破。撃破する術を理解したライは、血の滲む努力から得た究極の斬撃を放ちます。それはただの衝撃波や剣圧にとどまらず、”闇を思わせる黒い光と化した斬撃”と化します。

人喰い「馬鹿な……こんな、こんな出鱈目な斬撃があってたまるか!ありえない!なんだ貴様は!?星が指し示したとはいえ、こ、このようなこと!?」

周囲一帯を消し飛ばす闇に、さしもの人喰いも耐え切れず、ついにライは勝利します
闇の斬撃とか格好良すぎるけれど、人喰い曰く、斬撃なわけがないそうです
まぁ、たしかに、斬撃が闇色の光を放たないよね
ライがドラゴンだとするならば、さしずめブレスでしょうか

人喰い「リリアーナ。君はここで死んで、本当にそれでいいのかい?」
激戦を制したリカさんとはいえ、満身創痍の事実は変わらず、肉体から魂は離れ、”生と死の狭間の世界”に辿り着きます。もっとも、それは、人喰いに腕を喰われたからこそ、辿り着けた場所。なぜなら、この場所は、本来、星詠みスキルを極めて超越者になったものしか踏み入ることができない聖域だから。期せずして、人喰いと早くも再会。人喰い曰く、リカさんは生き返れる。星詠みの力とは、未来の一端を垣間見る力。全知全能とは無論いかないものの、未来を知る破格の力。なお、技能系スキルであって戦闘スキルではない為、人喰い自身が仮に蘇っても、発展途上なのに現時点で人喰いよりも強いライは、半年もあれば人喰いを一撃で倒せるレベルになるそうです。ライの可能性が無限大過ぎて笑えるw(^ω^)

人喰い「予言しよう。リカリアーナ。君の大切な王子さまはこの先の未来で、大きな三つの嵐に襲われるだろう。それらは彼が本気で戦った上で、死ぬ可能性の方が高い戦いとなるだろう」
リカさん「ライさんが負けるかもしれないほどの強敵が現れる、ということですか?」


ひとつは、迷宮の奥深くに潜む魔王
ひとつは、強さを追い求める最強の超越者
ひとつは、ライを敵視し、自ら襲い掛かってくる存在
前者2つは上手く立ち回れば回避可能
しかし、最後のひとつだけは、避けられない
その相手の名とは…

リカさん「(寝ているライに唇を近づけながら)ライさん。好きです」
システィナ「(それを遮って)―はいそこまで。それ以上はダメ。ライが起きちゃうじゃない」

現実に戻ってきたリカさん。神に選ばれし超越者・聖女システィナの治癒魔法のおかげで生還です。ライへの愛おしさが溢れてキスしようとしますが、あえなく、システィナに邪魔される。みられていたことに激しく羞恥を覚える一方、システィナがライをみつける横顔から、システィナがライに想いを寄せていることを敏感に感じ取ります。聖女は結婚ができない。だからなのか、システィナは、リカさんに、ライを託す。これは…切ない。聖女で幼馴染とか、メインヒロインでしかないはずなのに、ライと結ばれない…?当ブログは、システィナを応援しています( ;∀;)

システィナ「この世界に生きる者は、例外なく生まれながらに神の愛を得ています。ステータスこそがその証。それがどのようなスキルであれ、ランクがどれほどのものであれ、スキルを与えられずに生まれてくる命はありません。もう一度言いましょう。自分のステータスを読める者は皆、神に愛されて生まれてきたのです。この世界はステータスが全てです

広場で民衆の前に姿を現した、神に愛されし寵児、聖女システィナ
語る言葉の重みが、民衆の心の底に浸透します
ステータスこそが全てである、と…

これは…
自分の立場や周囲の人間との関係性から、決して、自分の口から言いたくない言葉でも言わなきゃいけないことってあると思います。大人になって、様々なしがらみをかかえていくことで、嫌が応にも直面する大きな問題。システィナだって絶対本心じゃない。ライを愛してて、ライのステータスを知っている彼女が、心の底からのこんなことを言えるはずがない。でも言わなきゃならない。聖女だから。おいらはそう思いまして、絶対そうだろ信じてますけど、それでも、いまこの瞬間、ライとシスティナの間に敵意が交差しているのが辛くて悲しい…でもだからこそ、物語としてはおもしろい。ステータス至上主義の世界における、ステータス最高峰の存在と最下位の存在の対立ですよ、期待しないわけがないじゃないですか( `ー´)

終わりに

1巻に引き続き2巻も死ぬほどおもしろかった!
凡百の作品とは一線を画する超弩級の面白さで、完全に世界観に弾き込まれました
はやく3巻を読みたいのですが、奥付をみると、2巻刊行は2018年2月28日。そして、今は2024年。うん、完全に打ち切りですね…。これだけ面白い作品が打ち切り。いや打ち切りって決まったわけではないですが、おそらく、そういうことですよね…。いや、原因が何であれ、ここから先の物語が読めないのが本当に悲しくて愚痴りたいんや…。無論、読めないと決まったわけじゃないけどさ…。頼むから3巻を出しておくれよ( ;∀;)

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