【FFBE幻影戦争】メインストーリー 第3部 第14章 第1節 【君の横に、僕がいる】

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※当記事は幻影戦争のネタバレを含むから注意!

FFBE幻影戦争の、剣と魔法のメインストーリーを追う記事!
今回は、メインストーリー 第3部 第14章 第1節 “君の横に、僕がいる”のまとめ!
各バトル毎のシナリオ概要と感想を記していくよ!

この記事は、
幻影戦争のストーリーを「ちゃんと面白い」と感じていて、
その理由を自分なりに噛みしめたい人向けの感想まとめだよ!

目次

その愛が、明日を繋ぐ

別れのために生きてきたなんて、あまりにも残酷だ

今日という日のため

今日という日のため

ソベックの力を得たガロウザは、なお強い。

その強さは、もはや次元が違う。

しかも、東方の剣士たちはガロウザとの戦いを経て、すでに疲労困憊。

夜通し、しかも数日に渡る戦い。

消耗は明らかだ。

ラマダは星詠みを行う。

だが、何も聞こえない。

見えるのは、虚ろなる闇のみ。

勝ち筋は、見えない。

そんな中で、ハウレットはひとつの可能性を見出す。

いかな忌刀マサチカといえど、死者を操ることはできない。

ならば――

宿主であるガロウザの息の根を止めればいい。

理屈は通っている。

だが、簡単にできることではない。

強さが違う。

疲労もある。

勝機は見えても、そこに至るきっかけがない。

一方、教会ではマシュリーの治療が続いていた。

そして、時が来る。

エキシアはサーダリーに告げる。

「ありがとう、今まで」

「あなたに会えて本当に良かった」

それは、まるで最後の別れの言葉だった。

嵐の中、小舟でアードラ大陸に向かっていた遠い昔。

あの頃から、今に至るまで。

すべては、今日この時のためにあった。

そう思えるほどに、二人の時間は積み重なっていた。

サーダリーとエキシアは、お互いの気持ちを確かめ合う。

愛している。

きみを。

きみだけを。

サーダリーは、最後の別れに愛を口にする。

エキシアは、それを受け止める。

二人は抱きしめ合う。

そして――

別れた。


だめだ。

今回は、正直もうここに全部持っていかれた。

数日に渡って夜通し戦えるとか、そういうのはめちゃくちゃ好きだ。

化物級の戦闘力を持ったキャラたちが、限界を超えて戦い続けているのも、たまらない。

そこだけ見れば、普通に熱い。

でも、もう無理だ。

サーダリーとエキシアの別れが重すぎる。

辛すぎる。

何も考えられなくなる。

この二人は、アードラ大陸のために人生をかけてきた。

そこに嘘はない。

たしかに、サーダリーは暴走したこともある。

間違いも犯した。

でも、それでも思ってしまう。

彼が成してきた善行と、彼が背負ってきたものを思えば、こんな形で終わっていいはずがない、と。

もちろん、善悪は量り売りじゃない。

善行が多いから許される、なんて話じゃない。

そんな単純なことじゃない。

でも、それでも。

サーダリーとエキシアには、幸せになってほしかった。

いや、違う。

なってほしかったじゃない。

なってほしい。

まだ、そう思っている。

諦められない。

エキシアの神託が絶対だなんて、まだ決めたくない。

間違っていてほしい。

外れていてほしい。

サーダリーとエキシアが幸せになる道が、どこかに残っていてほしい。

そう心の底から祈ってしまう。

今日という日のために生きてきた。

そんな言葉、あまりにも美しすぎる。

でも同時に、あまりにも残酷すぎる。

そんな“今日”で終わらないでくれ。

本当に、そう思う。

見えないところで、守られている

英雄の判断は、いつも全部が見えるわけじゃない

響く足音

ハインドラ城には、負傷兵たちが集められていた。

戦線を離れ、治療を受ける者たち。

だが――

その場所すら、安全とは言い切れない状況だった。

遠くから、地響きが聞こえる。

重い。

嫌でも分かる。

天異だ。

近づいてきている。

兵士たちは怯える。

当然だ。

あれを見たあとで、平静でいられる方がおかしい。

そして――

最悪の展開が起きる。

漆黒の魔物が、突如として現れる。

逃げ場はない。

戦える状態でもない。

負傷兵たちにとっては、完全な絶望だ。

だが、その前に立つ者がいた。

リリシュ。

そしてキトン。

二人が、兵士たちを守る。

戦える者が、前に出る。

それだけのこと。

でも、それだけで救われる命がある。

さらに、知らせが届く。

ジェーダンたちランダル軍が、

天異の進路を変えた、と。

ハインドラ城から遠ざけた。

つまり――

この場所は、守られた。

結果として。

ハインドラ城は救われたのだった。

このエピソード、派手さはない。

むしろ、かなり地味。

でも、めちゃくちゃ大事な話だと思う。

天異っていう“圧倒的な恐怖”を前にすると、

人は簡単に弱くなる。

冷静な判断なんてできない。

目の前の状況だけで、全部を判断してしまう。

だから、

「見捨てられた」

そう感じてしまう兵士が出てくるのも、すごく分かる。

実際、そう見えてもおかしくない状況だしね。

でも現実は違う。

ジェーダンたちは逃げたわけじゃない。

見捨てたわけでもない。

むしろ逆だ。

命を賭けて、

天異を引きつけて、

進路を変えて、

結果として、ハインドラ城の兵士たち全員を救っている。

ただ、それが“見えないだけ”。

ここがめちゃくちゃリアルだった。

戦場って、

全部が見えるわけじゃない。

誰かの決断の意味も、

その場では理解できないことの方が多い。

でも、

見えないところで、

ちゃんと守られていることもある。

このエピソードは、

派手な戦闘も、

強大な敵とのぶつかり合いもない。

でも――

「人がどう感じて、どう誤解して、それでも結果として救われるのか」

そこを丁寧に描いていて、

すごく“人間らしい”話だった。

こういう積み重ねがあるから、

この後の展開が、ちゃんと重くなるんだよね。

託される覚悟

勝てるかじゃない、“行くしかない”側の決断

その役目、俺に。

その役目、俺に。

忌刀マサチカに操られたガロウザ。

その報告が、ジェーダンのもとに届く。

状況は明らかだ。

このままでは、止まらない。

だからこそ――

次に動くべき手はひとつ。

忌刀マサチカを抑えること。

そのために、ひとりの男が名乗り出る。

グリファード。

ジェーダンは、その申し出を受け入れる。

派遣を決定する。

止めに行く役目は、

グリファードに託された。

ここ、めちゃくちゃいい。

ちゃんと“誰が行くか”に意味がある。

ただの戦力補充じゃない。

“グリファードが行く”ことに意味がある。

正直に言うと、

勝てるとは思えない。

ソベック――いや、忌刀マサチカの強さは異常だ。

単体の戦力で見れば、

もう天異のすぐ下にいる。

それくらいの領域。

そこに、グリファードが行く。

冷静に考えれば、

勝率はかなり低い。

でも――

それでも違和感がない。

むしろ納得してしまう。

なんでかっていうと、

グリファードって、

“戦力として強いから選ばれた”感じじゃないんだよね。

“役目を果たせるから選ばれた”。

ここが大きい。

あの男は、

ただ強いだけじゃない。

背負ってるものが違う。

“祈り”の想い。

託された命。

笑顔を守るっていう、あの言葉。

あれを受け取った時点で、

もう別のステージに立ってる。

だからこそ、

この場面で手を挙げるのも自然だし、

ジェーダンが任せるのも納得できる。

そして一番いいのが――

“どうなるか分からない”ところ。

ここが見えない。

グリファードが行くことで、

戦況がどう変わるのか。

全然読めない。

でも、だからこそ期待できる。

ただのパワーで押し返す展開じゃない。

“グリファードだからこそ起こる変化”。

それが来る気がする。

この作品、ずっとそうだったじゃん。

想定通りに勝つんじゃなくて、

一段上から崩してくる。

だから今回も、

「勝てるかどうか」じゃなくて、

「どうひっくり返してくるのか」

そこにワクワクしてる。

選び取った“役目”

それは希望か、それとも――取り返しのつかない一歩か

造られし者

マシュリーの枯渇していた魔力は、回復した。

命の危機は脱した。

だが――

精神的な消耗は大きい。

マシュリーは、そのまま眠りにつく。

静かな時間。

ようやく訪れた、束の間の安堵。

その場にいるのは、サーダリーとフォセット。

二人は、ただ見守っている。

そこへ――

ひとつの影が現れる。

囁き。

だが、様子が違う。

身に纏う衣装が変わっている。

それだけで分かる。

“何か”があった。

フォセットが驚くのも無理はない。

囁きは問いかける。

エキシアを見かけた。

だが、サーダリーは一緒ではなかった。

なぜだ、と。

サーダリーは答える。

自分にも、エキシアにも、

それぞれ“なすべきこと”があるのだと。

それを受けて、囁きは返す。

自分にも、見つけたのだと。

“なすべきこと”を。

その言葉に、フォセットが強く反応する。

止める。

はっきりと。

だが――

囁きは聞き入れない。

一人では成し得ないこと。

だからこそ、

サーダリーの協力を求めてここに来た。

それが、囁きの選択だった。

これ、めちゃくちゃ不穏だ。

詳細は何も語られていない。

なのに、

“ヤバい方向に行く”気配だけははっきりある。

フォセットが止める。

サーダリーも、簡単には許さない。

この二人の反応だけで、もう十分なんだよね。

「それ、やっちゃダメなやつだろ」っていう空気が、

ちゃんと伝わってくる。

しかも相手が囁き。

ここが一番きつい。

囁きって、

ここまでずっと“人間になろうとしている存在”だったじゃん。

夢を知らない。

でも夢を求めている。

未来は闇だと分かっても、

それでも前を向こうとしていた。

あの流れがあるからこそ――

今回の“なすべきこと”が怖い。

その先にあるのが、

“人間に近づく選択”なのか、

それとも“人間から離れる選択”なのか、

まだ分からない。

でも、どっちに転んでも重い。

個人的には、やっぱり思ってしまう。

囁きには、幸せになってほしい。

シュテルと並んで、

ちゃんと“生きている”って言える場所にいてほしい。

戦うためじゃなくて、

守るためだけでもなくて、

ただ存在していい場所に。

でも今の流れ、

どう考えてもそっちじゃない。

むしろ逆に行ってる気がする。

だからこそ、

嫌な予感しかしない。

それでも――

どこかで期待してしまう。

この選択の先に、

ちゃんと“光”があるんじゃないかって。

そう思いたくなる。

痛みを知る王

強さじゃない、“どう在るか”を選び取った瞬間

ハインドラの王として

ハインドラの王として

オベロンは前に立つ。

漆黒の魔物たちを、槍で薙ぎ払う。

休まない。

止まらない。

さらに――

指輪の力で白魔導士のビジョンを召喚し、

自らの体力を回復する。

倒れることはない。

倒れない戦い方。

だが同時に――

終わらない戦い方でもある。

一気にとどめを刺さない限り、

この戦いは続く。

だからこそ、それがオベロンの選んだ戦い方。

“ハインドラの王としての戦い”だ。

それを見たモントは、異変に気づく。

体は回復する。

だが――

傷は残る。

恐怖も残る。

受けた痛みは、消えない。

この戦いを続ければ、

心が壊れる。

そう、はっきりと理解しているからこそ、

モントは止めようとする。

だが、オベロンは笑う。

そして語る。

これまで自分は、甘えてきたと。

家臣に。

ジェーダンに。

そして――

竜の血族という、自分の血に。

その“甘え”が、

どれだけの人を傷つけてきたか。

どれだけの人を苦しめてきたか。

全部、分かっている。

だからこそ――

今度は、自分が戦う。

自分の体で。

自分の痛みで。

自分の覚悟で。

ビジョンに戦わせて、

自分は安全な場所にいる?

そんなものは、“王の戦い”じゃない。

痛みを知らなければ、

他人の痛みも分からない。

だから。

オベロンは言い切る。

私はハインドラの王として戦う。

仲間のためだけじゃない。

顔も知らない民のために。

この地に生きているすべての者のために。

そう――

あなたのようにだ、モント。

モントは言葉を返す。

僕は未熟だった。

でも、学んだ。

一人で全てを背負ってはいけない。

仲間がいる。

そして――

君の横に、僕がいる。

オベロンの“覚悟”を否定しない。

でも、そのまま背負わせもしない。

ちゃんと支える。

一緒に立つ。

そして二人は並ぶ。

信じ合って。

戦い始める。

ここ、正直もうダメだった。

好きすぎる。

オベロンの戦い方。

あれ、ただの無茶じゃないんだよね。

モントへの“憧れ”が、そのまま形になってる。

誰よりも傷ついてきた男が、

誰よりも優しい男を見て、

「こう在りたい」と思って、

そのまま実行してる。

こんなの、刺さるに決まってる。

しかもモントもそれをちゃんと受け止める。

「それ違うよ」じゃない。

「一人でやるなよ」でもない。

「一緒にやろう」って言う。

これができるのがモントなんだよな。

時間を何度巻き戻しても、

この優しさだけはブレない。

だからこそ――

オベロンは惹かれたんだと思う。

そして、それをちゃんと認めている。

この関係性、あまりにも尊い。

戦闘シーンなのに、

感情が完全に持っていかれる。

視界、普通に歪む。

ほんとに。

だめだこれ。

好きすぎる。

奪われる“次”の器

それは希望じゃなく、ただの乗っ取り…

兄サマ

また、夜が明けた。

だが――

戦いは終わっていない。

忌刀マサチカとシュテルたちの戦いは、まだ続いている。

限界に近いはずなのに、

それでもなお衰えない闘気。

それを、忌刀マサチカは認める。

賞賛に値する、と。

だが、その直後。

切り捨てる。

もう飽いた。

ここからは全力で戦う。

――全力?

今までが全力じゃなかった?

お遊びだった?

あまりにも無慈悲。

ここまで命削って戦ってきた相手に対して、

それを言えるのか。

その言葉に、ハウレットが激昂する。

当然だ。

抑えられるわけがない。

そして放つ。

渾身の剣撃。

だが――

届かない。

忌刀マサチカは受け止め、

そのまま反撃。

ハウレットは倒れる。

一瞬。

本当に一瞬で、

差を見せつけられる。

そこへ――

新たな影が現れる。

グリファード。

ここで来る。

このタイミングで。

だが。

それを見た忌刀マサチカは、

いや――

ソベックは、

笑う。

そして言い放つ。

新鮮で、屈強な肉体だ。

お前が、次の俺だ。

やめてくれ。

本当にやめてくれ。

これ、最悪の流れだ。

グリファードって、

ここまでの積み重ねがあるキャラなんだよ。

“祈り”に命を託された。

笑顔を守るっていう想いを受け取った。

だからこそ、

この戦場に来ている。

ここで、

ただの“強い体”として扱われるのは、

あまりにも違う。

しかも構図が最悪なんだよ。

天異にとってのルティアルやシャルゼ。

あれと同じ流れになりかけている。

力を得るための“素材”。

そのために消費される存在。

グリファードが、

そっち側に回るのか?

いや、違うだろ。

違ってくれ。

ここは、

“起爆剤”になる場面だ。

ソベックを崩すための、

たった一つの穴になるはずなんだ。

なのに――

この流れだと、

“次の器”にされる未来が見えてしまう。

未来が、閉じていく。

可能性が削られていく。

この感じ、めちゃくちゃ嫌だ。

でも同時に、

ここで終わる気もしない。

むしろ、

ここからだと思ってる。

グリファードって、

そういう役割で終わるキャラじゃない。

ここまで丁寧に積み上げてきて、

ただ奪われるだけで終わるわけがない。

だから怖い。

怖いけど――

期待もしてる。

この“最悪の一歩手前”から、

どうひっくり返すのか。

そこが見たい。

でも頼む。

グリファード。

ここで折れるな。

ここで奪われるな。

お前は、

“次の器”なんかじゃない。

命でこじ開けた一瞬

それは勝利じゃない、“託された未来”だ

あなたとともに

ソベックは、シュテルたちを一切寄せ付けない。

圧倒的。

もう、どうにもならない領域。

その均衡を――

ひとりの少女が、壊しに来る。

エキシア。

姿を見た瞬間、

ソベックの感情が揺れる。

憎悪。

はっきりとした、敵意。

エキシアは告げる。

自分の罪を贖いに来た、と。

そして――

目を閉じる。

好きにして構わない、と。

その在り方は、

もはや覚悟とか、そういう言葉で片付けられない。

“受け入れている”。

すべてを。

ソベックは斬る。

まずは左手を落とす、と言い放ち、

容赦なく斬撃を放つ。

だが――

当たらない。

目を閉じたまま、

エキシアはそれを回避する。

ここ、異様だ。

見えていないはずなのに、

すべてを見通しているかのような動き。

そして一気に踏み込む。

ソベックの腕を絡め取る。

逃がさない。

そのまま――

自分の魔力、すべてを首飾りに注ぎ込む。

イフリート。

ラムウ。

オーディン。

連続召喚。

規格外。

もう、命の使い方じゃない。

燃やし尽くしている。

その結果、

ソベックに“隙”が生まれる。

ほんの一瞬。

でも――

この場にいる全員が、

それを逃さない。

東方の剣士たちの斬撃が走る。

そしてついに。

忌刀マサチカが、

ガロウザの手から弾き飛ばされる。

ここで、勝負が決まる。

届いた。

ようやく、届いた。

でも――

その代償は、あまりにも大きい。

エキシア。

身体から黒煙を立ち昇らせながら、

神託を受け取る。

「ランダル城…」

それだけを残して、

静かに、息を引き取る。

来てしまったな。

本当に。

分かってた。

分かってたけど、

やっぱりきつい。

エキシアって、

“物語のために死ぬキャラ”じゃなかったんだよ。

ちゃんと生きてた。

ちゃんと想ってた。

ちゃんと愛してた。

だからこそ――

この終わり方が、重すぎる。

サーダリーの顔が浮かぶ。

あいつ、どうするんだよこれ。

ギルガメッシュがあれだけ言ってたのに。

「悲しむぞ」って。

それでも行った。

それでも選んだ。

この結末を。

アードラ大陸のために。

世界のために。

全部を投げ打った。

もう、“偉い”とか“すごい”とかじゃない。

ただただ、重い。

でも――

この一手がなければ、

勝てなかったのも事実。

ソベックには届かなかった。

あの領域は、

普通じゃ崩せない。

だからこそ、

エキシアが“命でこじ開けた”。

この表現が一番しっくりくる。

無理やり、

でも確実に、

未来を通した。

だから、この勝利には説得力がある。

ご都合じゃない。

奇跡でもない。

ちゃんと“対価”を払っている。

だから納得できる。

でも同時に――

納得なんかしたくない。

そんな気持ちも、ちゃんと残る。

このバランス、ほんとにえぐい。

腑に落ちる。

でも、心は拒否してる。

この二つが同時にくる。

だから忘れられない。

エキシアの最後は、

勝利のための犠牲じゃない。

“未来を誰かに託した行為”だと思う。

あとは――

受け取った側の物語になる。

ここから先、

もう軽くは見れない。

終わりに

今回の第13章 第4節は、
正直かなりしんどかった。

しんどいんだけど、
だからこそ目が離せなかった。

まず、ソベック。

もうここまで来ると、
強いとか怖いとか、そういう言葉だけでは足りない。

東方の剣士たちが疲労困憊の中でなお食らいついても、
簡単には崩れない。

勝ち筋はある。
でも、その勝ち筋に辿り着くための“きっかけ”が見えない。

その息苦しさが、
今回ずっと続いていた。

そんな中で差し込まれたのが、
サーダリーとエキシアの別れだ。

ここは本当に反則だった。

戦況の厳しさとか、
数日に渡る死闘の熱さとか、
そういうものを全部吹き飛ばすくらい、重かった。

“今日という日のために生きてきた”。

美しすぎる。
でも、美しすぎるからこそ残酷だ。

サーダリーとエキシアには、
ただ役目を果たすだけじゃなくて、
ちゃんと幸せになってほしかった。

今でもそう思ってる。

だから、エキシアが最期に命を燃やして
未来をこじ開けたことに納得はできても、
気持ちは全然追いつかない。

納得と拒絶が同時にくる。

この感覚がずっと胸の中に残っている。

それと同じくらい、今回よかったのがオベロンだ。

オベロンの戦い方って、
ただの自己犠牲じゃないんだよね。

モントみたいに在りたい。
でも、モントみたいな優しさをただ真似するんじゃなくて、
自分の痛みを通して誰かを守りたい。

その覚悟が、ちゃんと“王としての戦い”になっていた。

そこに対してモントが、
否定せず、でも一人にはさせず、
「君の横に、僕がいる」って言う。

あれはずるい。

好きにならないわけがない。

そしてグリファード。

ここも大きかった。

“祈り”に託された命。
笑顔を守るっていう想い。
それを受け取った男だからこそ、
ただの戦力としてじゃなく、
ちゃんと“役目を果たす者”として戦場に立っている。

だから、ソベックに
“次の器”として見られた時、
本気で嫌だった。

そんな役割で終わる男じゃないだろって、
心の底から思った。

でも、その最悪の未来をひっくり返したのが
エキシアだった。

命を賭けて、
東方の剣士たちに一瞬を託した。

あれでようやく届いた。

ちゃんと対価がある。
ちゃんと犠牲がある。
だからこそ勝利に説得力がある。

このバランス感覚、
本当に幻影戦争はうまい。

そして今回、改めて感じた。

この物語って、
ただ強い者が勝つ話じゃない。

誰が何を背負って、
誰のために立つのか。

そこに説得力があるから、
勝敗にも重みが出る。

エキシアの愛。
サーダリーの後悔。
オベロンの憧れ。
モントの優しさ。
グリファードの託された覚悟。

全部がバラバラじゃなくて、
ちゃんと“明日”に繋がっている。

だから今回の節は、
ただソベックを崩した話じゃない。

それぞれの想いが、
無理やりでも未来を通した話だったんだと思う。

辛い。
でも、見届けてよかった。

そう思える節だった。

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