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※当記事は幻影戦争のネタバレを含むから注意!
FFBE幻影戦争の、剣と魔法のメインストーリーを追う記事!
今回は、メインストーリー 第3部 第13章 第3節 “東方集結”のまとめ!
各バトル毎のシナリオ概要と感想を記していくよ!
涙の先にしか、選べない道がある
泣けばいい
“祈り”の亡骸を抱きかかえたまま――
グリファードは、その足でジェーダンのもとへ向かう。
憎んでいるはずの教会。
その象徴のような存在。
それでも。
涙が止まらない。
頬を濡らしながら、
グリファードは独白する。
感情が、整理できていない。
いや。
整理できるはずがない。
そこに現れるのは、
モント。
オベロン。
そして、ジェーダン。
三人の英雄が揃う。
だが――
状況は最悪に近い。
全軍で当たることもできない。
負傷者が多すぎる。
戦力は、明らかに足りていない。
だからこそ選ばれるのは、
“守るための切り分け”。
負傷者は全員、ハインドラ城へ退避。
そして。
その城を守るために――
モントとジェーダンが、
天異を引き付ける。
囮。
言葉にすれば簡単だ。
だが、その中身は。
ほぼ、特攻に近い。
正直、きつい。
この作戦。
弱い。
あまりにも。
進化した天異を相手にするには、
あまりにも足りていない。
究極の銃も壊れた。
しかも、仮に使えたとしても、
決定打にはなっていなかった。
つまり。
切り札は、もうない。
モントとジェーダンなら、
引き付けること自体はできる。
そこは疑っていない。
だが――
問題は、その先だ。
どれだけ時間を稼げるのか。
どれだけ持つのか。
その答えが、見えない。
戦場の流れを変える“何か”。
それが必要だ。
絶対に。
だが、今はまだない。
六振りの刀剣も。
忌刀マサチカも。
間に合っていない。
勝ち筋が、見えない。
本当に、見えない。
ここまで来て、初めて感じる。
「あ、これ普通に負ける可能性あるな」って。
だからこそ気になる。
この状況を、どうひっくり返すのか。
どうやって“物語として成立させるのか”。
まだ見えていない領域。
まだ提示されていないピース。
それが、どこかにあるはずだ。
グリファードは泣いた。
それは、弱さじゃない。
むしろ逆だ。
人として、正しい反応だ。
そして今。
その涙の延長線上で、
英雄たちは決断している。
泣いたままでもいい。
迷ったままでもいい。
それでも――
進まなければならない。
この状況を覆す“何か”。
それが来るとしたら、
きっと――
まだ見えていないところからだ。
剣の果てにあるもの
死ぬ覚悟
「つまらぬ剣だな」
ガロウザは、囁きをそう評する。
怒りもある。
殺意もある。
それは、見れば分かる。
隠しきれていない。
だが――
それを、剣に乗せていない。
だから、つまらない。
そう言い切る。
ガロウザは問う。
なぜ、それで儂を殺そうとしない?
囁きは答える。
自分の剣では、
貴様を倒せないと思っているからだ、と。
潔い。
だが同時に、
完全に割り切っている。
この戦いは、“勝つため”じゃない。
囁きは待っている。
援軍。
そして――
忌刀マサチカを。
自分は、そのための時間を稼ぐ存在。
“壁”。
ここでも、その選択は変わらない。
ガロウザは笑う。
むしろ感謝している。
マサチカを見つけたことに対して。
そして語る。
その先を。
人間を滅ぼす。
天異も滅ぼす。
その上で――
北の大陸へ渡る。
そこには、
自分を満足させる剣士がいるはずだと。
スケールが違う。
もう、この大陸の話じゃない。
この戦いですら、
通過点に過ぎない。
ガロウザにとっては。
この男の“目的”。
戦うこと。
それも、生き残るためじゃない。
強くなるためでもない。
ただひたすらに――
死合。
命を賭けた、本物の戦い。
それだけを求めている。
正直、ゾクッとした。
狂っている。
間違いなく。
だが同時に――
惹かれる。
抗えない。
この“正気の外側”にある存在に。
思い出すね。
あの感覚。
“豪鬼”を見ている時の、あの感じ。
人間の枠に収まっていない存在。
理解できないのに、
目が離せない。
ガロウザは、そこにいる。
もう“敵”とか、
そういう枠じゃない。
ひとつの“現象”に近い。
囁きは、倒せない。
それは分かっている。
だが、それでも立つ。
剣を振るう。
時間を稼ぐ。
死ぬ覚悟。
それは、ガロウザにもある。
だが――
その中身が違う。
囁きは、守るために死ぬ。
ガロウザは、満たされるために死ぬ。
同じ“覚悟”でも、
ここまで違う。
だからこそ。
この対峙は、異様だ。
噛み合っていないのに、
成立している。
この戦いの結末は、
まだ見えない。
だがひとつだけ確かなのは――
ここにいる二人は、
どちらも“普通じゃない”ということだ。
数では埋まらない差
烏合の衆
ヴァルーシュとラヴィエスが現れる。
さらに――
シュテル、シムール、ハウレット、ラマダ、オルドア、カーシェが合流。
この場に、主要戦力が一堂に会する。
そして、六振りの刀剣。
霞夜。
雷鳴丸。
残鬼刀。
時殺し長宗。
九狼三千影。
焔一文字。
すべてが揃う。
加えて、忌刀マサチカ。
刀は出揃った。
誰が手にするのか――
正直、戦力だけ見れば圧倒的だ。
一騎当千の剣士が揃っている。
普通なら、勝ちを確信していい場面。
でも――
全くそう思えない。
理由はシンプル。
相手がガロウザだから。
どれだけ人数が揃っても、
どれだけ条件が整っても、
“ガロウザがいる”という事実だけで、
全部ひっくり返される気がする。
噛み合った瞬間
受け継ぎし者たち
ガロウザ相手に、一行は歯が立たない。
数は揃っている。
だが、機能していない。
ガロウザは言い切る。
数が多いがゆえに、
各々がなすべきことをなせていない、と。
原因は明確。
東方の剣士の戦い方を理解していない者が、
その動きを阻害している。
ハウレット。
ラマダ。
ムーア。
彼らは判断する。
戦線から離脱することを。
自分たちが“邪魔”であると認めた上で。
そして――
さらに三人が合流する。
ミランダ。
レイシェス。
バラル。
すべてが揃う。
シムール。
ヴァルーシュ。
ミランダ。
ラヴィエス。
バラル。
レイシェス。
シュテル。
東方の剣士。
ガロウザを倒すための剣技を修めた者たち。
ここに、対抗できる“形”が完成する。
ガロウザ。
対するは――
東方の剣士たち。
血の宴が、始まる。
ついに揃った。
東方の剣士オールスターズ。
ここまで積み上げてきたものが、
ようやく“形”になった感じがある。
正直、少し安心した。
さっきまでの絶望感が、
ほんの少しだけ和らいだ。
でも――
完全には乗り切れない。
ミランダ。
レイシェス。
バラル。
どうしても“格”で見てしまう自分がいる。
シュテルやシムール、ヴァルーシュと並べたときに、
一段落ちるように感じてしまう。
これ、おいらだけじゃないと思う。
ただ。
ここで重要なのは、
単純な“強さ”じゃないのかもしれない。
“ガロウザを倒すための剣技”。
ここに特化しているという一点。
それだけで、
戦力の価値が逆転する可能性がある。
極論、ハウレットよりも刺さるかもしれない。
理屈では分かる。
でも感情が追いつかない。
ハウレットの方が強いだろ、って思ってしまう。
このズレが、ちょっと気持ち悪い。
…でも。
間違いなく一歩進んだ。
今までなかったものが、
ここに揃った。
“対抗できる形”。
これは大きい。
闇の中に、ようやく光が差した気がする。
個では届かない剣
輪となすべし
東方の剣士、七人。
さらに、六振りの刀剣所持者もいる。
戦力としては、申し分ない。
だが――
ガロウザに、有効打が入らない。
届かない。
まるで、噛み合っていない。
そこで思い出す。
彼らが学んできたものを。
それは――
ひとりで敵をねじ伏せる剛の剣ではない。
「我を捨て、力に頼らず、和をもって輪となすべし」
「さすればその切っ先は、破邪の螺旋を描くであろう」
東方の理想。
刀技の神髄。
それが、いま――
現実として形を取り始める。
まだ届いていない。
それは事実。
ガロウザは、倒れていない。
だが。
確実に変わった。
あのガロウザが――
呼吸を乱している。
今までのガロウザは、
完全無欠だった。
崩れる気配すらなかった。
それが、いま。
揺れている。
この時点で、もう異常。
普通じゃない。
“届いていないのに、崩している”。
この感覚。
めちゃくちゃ熱い。
そしてここからが本番。
東方の剣士たちの“神髄”。
個ではなく、輪。
力ではなく、和。
ここに来て、ようやく全部が繋がる。
正直、見えた。
勝ち筋。
まだ確定じゃない。
でも――
確実に、見え始めている。
このまま行ける。
そう思わせるだけの説得力が、
いまこの戦いにはある。
まばたきする隙がない。
一瞬でも見逃したら、
何かを取りこぼしそうで。
それくらい――
“今”が動いている。
積み重ねが、怪物を超えた
マサチカ
ついに、ガロウザとの戦いは終わった。
東方の剣士たちが連携し、
ガロウザを倒すことに成功する。
東方の剣技――
「我を捨て、和をもって輪となす」
その思想を体現した連携によって、
個では届かなかった刃が、
ついにガロウザへと届いた。
七人の東方の剣士。
さらに、六振りの刀剣所持者。
それぞれが役割を果たし、
噛み合うことで初めて、
ガロウザを上回ることができた。
数の差。
だが、それだけではない。
“数を活かす戦い方”ができたこと。
それこそが、決定打だった。
戦いは、ここで決着する。
さらに――
忌刀マサチカ。
意思を持つ刀に対して、
ギルガメッシュは「久しいな、ソベックよ」と告げる
あっけない。
本当に、あっけない。
でも――
この“あっけなさ”が、めちゃくちゃいい。
変に粘らない。
変に逆転しない。
ちゃんと、積み上げたものがそのまま結果になる。
この気持ちよさ。
正直、こういう展開って難しい。
ちょっとでもバランスを崩すと、
「いやそれで勝つの?」
ってなるし、
逆に盛りすぎると、
「結局インフレじゃん」
ってなる。
でも今回は違う。
東方の剣技。
連携。
役割分担。
全部が“理由”として成立している。
だから納得できる。
「そりゃ勝つよな」って思える。
この納得感は、本当に強い。
ただ――
安心しきれない自分もいる。
あれだけの存在だったガロウザが、
ここで終わるのか?
もっと何かあるんじゃないか?
そんな違和感も、正直少し残る。
そして、忌刀マサチカ。
ここ、完全に持っていかれた。
意思を持つ刀。
ここまでは、よくある。
でも。
ギルガメッシュとの関係。
これは、完全に別の話になる。
あれはもう、ただの“知り合い”じゃない。
もっと深い。
もっと長い。
時間をまたいだ“因縁”。
ここで一気に浮かぶのが、
FFBE本編。
パラデイア。
この世界との繋がり。
もしここが繋がるなら、
この物語は一気にスケールが変わる。
ただの章のクライマックスじゃない。
“世界そのものの話”になる。
戦いは終わった。
ガロウザは倒れた。
でも――
物語は全く終わっていない。
むしろ。
ここから先の方が、
遥かに大きいものが動き出している気がする。
視線が、離れない。
完全に、掴まれてる。
力に飲まれた者
力の誘惑
それは救済か、堕落か
力の誘惑
ソベック。
ギルガメッシュは彼を、
「我らの良き理解者」と評する。
ギルガメッシュたちは、
時のクリスタルを用いて世界をやり直していた。
その“やり直し”に巻き込まれた存在――
それがソベックだ。
時を遡った先。
そこには、まだソベックは存在していなかった。
肉体はない。
魂だけが、取り残される。
彷徨うしかなかった。
苦悩の末。
ソベックは選ぶ。
祖先の男の身体に潜り込むことを。
彼は知っていた。
天異の恐怖を。
だから動く。
周囲に訴える。
天異への備えを。
だが――
誰も耳を貸さない。
それどころか、
狂人扱いされる。
孤独。
選んだのではない。
選ばされた。
ソベックは、ただひとつの目的に没頭する。
天異を倒すための刀。
それを、自らの手で作る。
その果てに生まれたのが――
忌刀マサチカ。
だが、それで終わらない。
弟子たちが主張する。
自分たちも作成に関わったと。
さらに剣豪たちが迫る。
マサチカを譲れと。
名声のために。
ソベックは決断する。
全て、殺す。
弟子も。
剣士も。
関わった者、すべて。
マサチカは、ソベックが作った。
ソベックだから、作れた。
マサチカこそが、ソベック。
だから――
ソベックは、自らを封じる。
忌刀マサチカの中へ。
そこに現れる、ガロウザ。
両腕の腱はすでに切れている。
それでもなお、立つ。
そして――
マサチカは選ぶ。
ガロウザを。
ソベックが目を覚ます。
ガロウザの肉体を乗っ取る。
「素晴らしい肉体だ」
「これこそ、忌刀マサチカにふさわしい」
満足。
そして、宣言する。
自分を軽く扱い、
馬鹿にし、
全てを奪おうとした者たちへの報いを。
その矛先は――
人類。
天異よりも先に、滅ぼす対象として。
ギルガメッシュが動く。
“閃撃”。
天異と渡り合った一撃。
それを放つ。
だが――
止まる。
マサチカによって。
ガロウザの身体によって。
受け止められる。
その場の全員が、息を呑む。
正直、発想としてはやられた。
“巻き込まれた一般人”。
なろう系で見慣れた立ち位置。
それが――
まさか、忌刀マサチカの中核にいるとは思わない。
これは普通、出てこない。
完全に裏をかかれた。
こういうところ、本当に上手い。
だから幻影戦争はやめられない。
ただ。
ソベックという存在。
ここは正直、かなり評価が分かれる。
境遇は、間違いなく悲惨。
同情の余地はある。
むしろ、あるべきだと思う。
でも――
思考が、受け付けない。
自己顕示欲。
承認欲求。
そして復讐。
全部、分かる。
分かるけど。
それに飲まれすぎている。
忌刀マサチカ。
天異に対抗しうる、唯一無二の武器。
その核が、これか。
っていう落差。
正直、少し冷めた。
スケールが一段落ちた感覚すらある。
“選ばれし力”じゃなくて、
“こじらせた個人の執念”になってしまった。
この差は大きい。
むしろ思ってしまう。
これなら――
ガロウザのままの方が怖かった。
底が見えなかった。
でもソベックは違う。
見える。
浅さが。
だからこそ。
不思議と安心している自分がいる。
こんな動機の存在に、
シュテルたちが負ける未来が見えない。
気づいたら、肩の力が抜けていた。
あれだけ絶望的だったはずなのに。
ガロウザは怖かった。
でも。
ソベックは――
安心してみていられる。
終わりに
今回の第13章 第3節は、
ひとことで言うなら――
「絶望の底で、ようやく勝ち筋が見えたと思ったら、
その先にもっと得体の知れないものが待っていた話」
だった。
まず、天異。
進化した天異を前にして、
モントとジェーダンが取った手は、あまりにも細い。
正直、弱い。
作戦として成立しているのかすら怪しい。
でも、それでも進むしかない。
泣いたままでも、迷ったままでも、
前に出るしかない。
その姿があまりにも人間らしくて、
だからこそ重かった。
そしてホルンでは、
囁きが“壁”になった。
倒せないと分かっている。
それでも止める。
勝つためではなく、
守るために立つ。
この時点でもう十分しんどいのに、
そこへ東方の剣士たちが集結して、
ようやく“対抗できる形”が見えてくる。
ここ、めちゃくちゃ熱かった。
最初は正直、半信半疑だった。
本当にこの面子でガロウザに届くのか。
格で見てしまう相手もいたし、
どうしてもハウレットたちの方が強く見える気持ちもあった。
でも、東方の剣技の神髄は、
そもそも“個の強さ”じゃなかった。
我を捨て、力に頼らず、和をもって輪となす。
この思想が、
ちゃんと戦いの中で結果に結びつく。
ここが本当に気持ちよかった。
変にインフレで押し切るんじゃない。
積み上げてきた理屈と思想で勝つ。
だから納得できる。
ガロウザ戦の決着は、
あっけないくらいでちょうどよかった。
むしろ、あれ以上引っ張られたら
「さすがにしつこいな」ってなっていたと思う。
あの怪物を、
東方の剣士たちが東方の剣士たちらしい形で倒した。
それだけで十分、満足度が高い。
……と、思っていたのに。
その直後に出てくるのが、
忌刀マサチカの正体だ。
ここは本当にやられた。
ギルガメッシュとの因縁。
パラデイアやFFBE本編との繋がりを感じさせる引き。
そのへんまでは、ただただワクワクしていた。
でも、ソベック。
お前かあ……ってなった。
発想としては面白い。
めちゃくちゃ面白い。
“やり直し”に巻き込まれた一般人が、
結果として忌刀マサチカの核になっているなんて、
普通は出てこない。
そこは本当に幻影戦争らしいし、
相変わらず発想の角度がすごい。
ただ、キャラとして好きになれるかと言われると、
おいらはかなり厳しい。
境遇は悲惨だ。
同情もできる。
でも、そこから先がダメだった。
承認されたい。
自分の名を残したい。
奪われたものを奪い返したい。
その気持ちは分かる。
分かるけど、あまりにも俗っぽい。
忌刀マサチカみたいな、
天異に対抗しうる唯一無二の武器の中身が、
そんな俗物なのかと思うと、
少し悲しくなってしまった。
でも逆に言えば、
だから安心もした。
ガロウザは怖かった。
本当に底が見えなかった。
でもソベックは違う。
見える。
浅さが見える。
限界が見える。
小ささが見える。
だからこそ、
不思議なくらい肩の力が抜けた。
ああ、これならまだ戦える。
これならまだ、シュテルたちは負けない。
そんな感覚が自然と湧いてきた。
第13章 第3節「東方集結」は、
東方の剣士たちが輪となって怪物を超えた節であり、
同時に、その先に待っていた“力に飲まれた者”の浅ましさまで暴かれた節だったと思う。
熱かった。
納得感もあった。
意外性もあった。
そして最後に、少しだけ安心した。
ここまで来ても、
まだちゃんと驚かせてくる。
やっぱり幻影戦争は、
目が離せない。

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