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『天地創造』
RPG黄金期を生き抜いたキッズなら、
誰もが一度は聞いたことはあるんじゃないだろうか。
かくいうおいらは、
聞いたことがなかった(ぇ
だからこそ、
本作の31年ぶりの帰還ニュースを見て、
おいらは懐かしいより先に、
「まだあったのか!」
って思った。
RPG黄金期をリアルタイムで生きてきて、
あの頃のゲームはかなり知っているつもりだった。
それなのに。
まだ知らない名作があった。
まだ遊んでいないRPGがあった。
しかも、それを今から現行機で遊べる。
こんなの、嬉しいに決まってる。
昔を懐かしむんじゃない。
あの頃に取りこぼした冒険を、40歳になった今から始められる。
『天地創造』。
懐かしいのに、初めまして。
今はもう、その瞬間が楽しみで仕方ない。
『天地創造』が帰ってくる。でも、おいらには「帰ってくる」じゃない
『天地創造』が、
2027年初頭に現行機向けで復活する。
1995年にスーパーファミコンで発売された、
エニックスのアクションRPG。
31年ぶり。
一度も正式な再リリースがなかった作品が、
ついに現行機で遊べるようになるらしい。
繰り返すが、おいらさん。
『天地創造』をプレイしたことがない。
それどころか、
存在を知ったのだってかなり後になってからだ。
YouTubeで、
「スーパーファミコンの神ゲー」
「今遊んでも面白い名作RPG」
みたいな動画をぼんやり見ていた時だったと思う。
そこで初めて知った。
天地創造?
そんなゲームあったの?
おいら、RPG黄金期をリアルタイムで生きてきた人間なんだけど。
RPG黄金期を知っているつもりだった。それでも知らないゲームがあった
ファイナルファンタジー。
ドラゴンクエスト。
ロマンシング サ・ガ。
聖剣伝説。
あの頃のRPGには、
それこそ数え切れないほど触れてきた。
だからどこかで、
「スーファミ時代のRPGなら、完璧に知っている」
と思っていたところがあったんだと思う。
もちろん、全部プレイしたなんて思ってない。
でも有名どころの、名前くらい聞いたことがある。
そんな気になっていた。
そこに突然出てきたのが『天地創造』だった。
しかも調べてみれば、
「知る人ぞ知る作品」
なんてレベルじゃない。
名作。
傑作。
スーパーファミコン末期を代表するRPG。
そんな言葉が次々と出てくる。
そこでおいらが感じたのは、悔しさじゃなかった。
むしろ逆だった。
まだ、こんなの残ってたんだ。
知らなかったことが、こんなに嬉しいなんて思わなかった
普通なら、
「あの時遊んでおけばよかった」
と思うところなのかもしれない。
でも不思議と、そうはならなかった。
まだ知らないゲームがある。
まだ遊んでいない名作がある。
40歳になった今でも、
あのRPG黄金期の中に、自分が入ったことのない場所が残っている。
それがなんだか、ものすごく嬉しかった。
全部探索したと思っていた昔のRPGで、
何十年も経ってから隠し通路を見つけたような感覚。
「ここ、まだ行ってなかったのかよ」
って。
でもその先には、
まだ見たことのない景色がある。
RPG黄金期には、まだ開けていない宝箱が残っていた。
そう考えると、むしろ得した気分になってくる。
『ルドラの秘宝』を初めて見た時にも同じ衝撃があった
同じような経験をした作品がある。
『ルドラの秘宝』だ。
これも、おいらがリアルタイムでは知らなかったRPG。
初めてYouTubeで映像を見た時は結構びっくりした。
なんだこれ。
めちゃくちゃファイナルファンタジーっぽい。
こんなゲーム、スーファミにあったの?
調べてみたら、やっぱりスクウェアだった。
そりゃそうだ。
画面から漂ってくる雰囲気が、
完全にあの頃のスクウェアなんだもの。
1996年発売。
スーパーファミコン末期。
考えてみれば当時のおいらは、
世の中に発売されるゲームを全部追えるわけじゃなかった。
ネットもない。
YouTubeもない。
今みたいにSNSを開けば新作情報が勝手に流れてくる時代でもない。
ゲーム雑誌を読んで。
友達の家で見て。
ゲームショップでパッケージを眺めて。
そうやって自分の世界を広げていた。
だから当然、取りこぼしたゲームはある。
その取りこぼしたゲームと、
今になって出会えている。
復刻は「思い出を取り戻す人」だけのものじゃない
近年は昔のゲームが現行機で遊べる機会もかなり増えた。
Nintendo Switch Onlineだったり。
各メーカーの復刻コレクションだったり。
G-MODEアーカイブスなんて、
昔のフィーチャーフォン向けゲームまでSwitchで遊べる。
ゲームを保存するという意味でも、
本当にありがたい時代になったと思う。
こういう復刻作品の話になると、
どうしても、
「懐かしい!」
「子供の頃遊んだ!」
という声が中心になる。
もちろん、それは素晴らしい。
でも復刻の価値って、それだけじゃないと思うんだ。
当時、存在を知らなかった人。
ハードを持っていなかった人。
お金がなくて買えなかった人。
別のゲームを遊んでいた人。
生まれてすらいなかった人。
そういう人たちが、
昔の名作と初めて出会える。
それもまた、復刻なんだと思う。
思い出を取り戻すためだけじゃない。
取りこぼした思い出を、今から作るための復刻。
おいらにとっての『天地創造』は、まさにそれだ。
藤原カムイ様が関わったRPGというだけでもワクワクする
しかも『天地創造』には、藤原カムイ様が深く関わっている。
おいらにとって藤原カムイ様といえば、
やっぱり『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』だ。
最高なんだよ。
あの漫画。
ドラゴンクエストの世界を漫画にするというだけでも難しいはずなのに、
ゲームとはまた違う壮大な世界を作り上げた作品だった。
その藤原カムイ様が、キャラクターデザインや世界観に関わったRPG。
それを今から初めて遊ぶ。
もうそれだけでも興味が湧く。
しかも今回の現行機版にも、
藤原カムイ様がアドバイザーとして参加しているという。
昔の作品をただデータとして現代に持ってくるだけじゃない。
当時の作品を知る人が、今の時代へ送り出す作業にも関わっている。
それならなおさら、
初めましての人間として安心して飛び込んでみたくなる。
終わりに:懐かしいのに、初めまして
『天地創造』がどんな物語なのか。
どんな戦闘なのか。
どんなキャラクターが出てくるのか。
正直、今のおいらはまだほとんど知らない。
あえてこのままでもいい気がしている。
発売されたら、
なるべく知らないまま始めたい。
だって、こんな機会なかなかない。
1995年のRPGを。
2027年に。
ほぼ完全初見で遊ぶ。
でも画面に映るドット絵を見れば、
たぶん思うんだ。
ああ。
この感じ、知ってる。
この色。
この音。
この空気。
おいらがキッズだった頃のRPGだ。
遊んだことはない。
なのに懐かしい。
知らないゲームなのに、
自分が育った時代の匂いがする。
懐かしいのに、初めまして。
そんな不思議なゲーム体験になるんじゃないかと、
今から楽しみにしている。
RPG黄金期は、
とっくに終わった時代なのかもしれない。
でも。
まだ遊んでいない一本が残っているなら。
おいらにとって、
あの時代はまだ、全部終わったわけじゃない。

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