【幻想水滸伝 STAR LEAP】シェリダンは吸血鬼だった!アウンの正体と亡者の大軍、チャオが大将へ

※当記事は幻想水滸伝シリーズのネタバレがありますのでご注意ください

シェリダンの吸血鬼としての正体、アウン、亡者の大軍、チャオを描いた記事のアイキャッチ

最終試練を終え、

無事に学園へ帰ってきたチャオたち。

一行を襲った盗賊団の正体は、

変装したシャプールたちだった。

完全な実戦ではない。

だけど、生徒たちにはそれを知らせない。

だからこそ、

そこで見せた判断も、

勇気も、

仲間を助けようとした行動も本物だった。

目次

英傑杯、ついに決着

最終試練を終えた生徒たちの帰還と英傑杯の結果発表を描くメインストーリー画面

ペーター先生も、

「よくぞ無事帰ってきたのであーる!!」

と、生徒たちの帰還を喜ぶ。

この時はさ。

おいらも完全に、

「よし、英傑杯の結果発表だ!」

くらいの気持ちだったんだよね。

平和だったんだよ。

この瞬間までは。

問われていたのは、強さではなく「覚悟」

最終順位の発表を前に、

ガレオンが語る。

今回の最終試練で問うたのは、

「覚悟」

だった。

最終試練で生徒たちに問うた「覚悟」について語るガレオン

強敵に追い詰められる。

普段の授業や訓練とは違う緊張感。

その極限状態で、

どう動くのか。

そう、戦闘力を見る大会じゃなかった。

強い敵を倒したら100点。

そんな話じゃない。

恐怖を覚えた時にどうするのか。

仲間の危機にどう動くのか。

自分だけ逃げれば助かる状況で、

それでも残れるのか。

そういうところを見ていた。

そして、この「覚悟」が、

このあとチャオが背負うことになるものへ、

そのままつながっていくんだ。

288点!チャオ班、優勝!!

いよいよ結果発表。

まず第4位。

173点、黄昏寮ハノス班。

第3位。

211点、黎明寮ヒスイ班。

第2位。

233点、黄昏寮ヴェイル班。

…ということは。

もう、わかるよね。

第1位。

288点。

黎明寮チャオ班!!

英傑杯で288点を獲得し、黎明寮チャオ班の優勝を告げる結果発表

よっしゃああああああ!!!

チャオ!!

優勝だ!!

ここは普通にめちゃくちゃ嬉しかった。

しかも、僅差じゃない。

233点に対して288点。

55点差。

かなりしっかり勝っている。

いやぁ、頑張ったなぁ。

チャオ。

強かったから勝ったんじゃない。成長したから勝った

今回の優勝で、

おいらが好きなのはここなんだ。

チャオたちって、

最初から「こいつらが優勝候補です」みたいな完成された班じゃなかった。

一人一人の能力値こそ非常に高かったけれど。

班としては未完成だった。

失敗する。

悩む。

それでも試練を一つずつ越えていった。

一人だけめちゃくちゃ強いやつが全部倒した。

じゃない。

優秀な3人全員が、

集まって更に強くなる。

幻想水滸伝って、

そもそもそういうゲームじゃん。

一人の最強キャラの物語じゃない。

仲間を集めるゲームだ。

だから、結集された力の勝利こそが、

妙に幻想水滸伝らしさを感じる。

教室がちゃんと喜んでくれるのがいい

結果発表の瞬間。

リヒョウも大盛り上がり。

「よっしゃアあああ!!!」

「オレたちの大・大・大逆転優勝だぜェ!!!」

こういうの、いいよねぇ。

ゲームで主人公が何か大きなことを成し遂げても、

周囲が妙に冷静な作品ってたまにある。

でも、本作はちゃんと喜んでくれる。

一緒に戦ったやつが喜ぶ。

見ていた生徒も騒ぐ。

「優勝した」という事実が、

ちゃんとその世界の出来事になっている。

チャオだけが嬉しいんじゃない。

みんなが嬉しい。

だから、プレイヤーまで嬉しくなる。

ヴェイル、お前いま「僕のヒーロー」って言ったか?

もちろん、負けた側もいる。

ディアナは、

「負けたか……だがそれこそ、我の夫だ。」

と結果を受け止める。

英傑杯の敗北を受け止めながら、夫と呼ぶチャオを称えるディアナ

まぁ、夫ではないがな?

でも、夫扱いされて嬉しいおいらがいる(ぇ

そしてヴェイル。

「よかったな、ヒーロー気取り。」

ここまでは、いつものヴェイル。

はいはい。

素直じゃないね。

結局、おまえはおまえか。

と思っていたら。

「いや、僕のヒーロー……」

チャオを「僕のヒーロー」と認めるヴェイル

んー!?

お前!

今。

何て言った?

僕のヒーロー?

いや。

これはずるいわ。

おいら、

ヴェイルがチャオを認めてくれるの、

めちゃくちゃ嬉しいんだよ。

そりゃ先生に褒められるのも嬉しい。

大会で優勝するのも嬉しい。

でもさ。

ずっと近くで競ってきた相手から認められるのって、

また別なんだよね。

しかもヴェイルは、

素直に「すごいね!」なんて言うタイプじゃない。

だから、一瞬こぼれた本音が効く。

チャオがヴェイルの中で、

ただの気に入らない転校生から、

認めるべき相手へ変わった。

そう感じられる。

これ、点数以上に嬉しいご褒美だった。

班だけじゃない。チャオ、個人でも1位。すまんな、優秀で!

そしてまだ終わらない。

次は個人成績。

第3位。

64点、黎明寮カミラ。

第2位。

65点、黄昏寮ディアナ。

そして第1位。

80点。

チャオ!!

班優勝と個人成績1位を獲得したチャオの結果発表

班優勝!

さらに個人でも1位!

チャオ。

完全勝利じゃん。

いやぁ、気持ちいい。

これが、主人公なんだよ。

褒められてなんぼ。

認められてなんぼ。

何もせずにじゃない。

試練を乗り越えたからこその評価。

気持ち良さここに極まれり。

「英傑」と呼べる活躍だった

ガレオンはさらに、

最終試練で班の枠を超えて連携したことを評価する。

仲間を助けるために覚悟を見せた。

それを、

「まさに“英傑”と呼べる活躍だった」

と称える。

英傑と呼べる活躍を見せたチャオを称えるガレオン

英傑杯。

ここでやっと、

大会の名前が回収された気がする。

強いから英傑じゃない。

点数が高いから英傑じゃない。

誰かのために動ける。

怖い時に前へ出られる。

自分の利益だけでなく、

仲間のことを考えられる。

そういう人間を育てるための英傑杯だった。

そして。

幻想水滸伝で「英傑」と言われるとさ。

どうしても、

昔一緒に旅をしたキャラクターたちを思い出してしまうんだよ。

彼らだって、

最初から歴史に名前が残っていたわけじゃない。

あの時はただ、

一緒に旅をしていた仲間だった。

でも、後の時代から見れば、

英雄になっている。

チャオも今、

その入口に立っているのかもしれない。

ガレオン先生にも、ちゃんと認められた

表彰後。

ガレオンはチャオを呼び止める。

この学園の教則は厳しい。

離脱者も落第者も多い。

それでも残っている生徒は、

みんな優秀。

そんな学園へ転校してきて、

ほとんど時間も経っていない。

それなのに、

英傑杯優勝。

ガレオン自身も、

正直驚いたという。

嬉しいなぁ。

ガレオンにも認められたんだよ。

太陽の紋章戦争を生き抜いたガレオン。

元女王騎士のガレオン。

何より、”王子”を間近でみてきたガレオン。

彼をしても驚愕せざるを得ない存在。

それがチャオ。

最高じゃないか。

うん、優勝して。

個人成績1位。

ここまで完全に、

チャオのご褒美回だったんだよね。

……そう、ここまでは。

優勝のご褒美?夜に一人で来い?

その夜。

リヒョウのもとへ、

シェリダン先生から手紙が届く。

「優勝したご褒美をあ・げ・る。」

英傑杯優勝の褒美としてシェリダンから届いた、夜に一人で来るよう促す手紙

さらに。

「他の子には言わず、今夜一人で来て。」

シェリダンの誘いを前に、褒美を期待するリヒョウ

……。

うん。

怪しい。

怪しいねぇ。

でも、リヒョウは、

「へへっ、どんなご褒美なんだろうなァ。」

そして、

「オレだけオイシイ思いしちまってよォ!」

いや。

その台詞、

絶対ダメなやつだってばよ。

そもそも、これ、幻想水滸伝だからね?

幻水でお色気展開なんて、罠でしかないのよ。

お色気で攻める作品じゃないってのに、

リヒョウのヤツは出演してる癖にわかっちゃいねぇ。

これだから新参者は…(←悪い古参の見本

なに!?吸血鬼!?

シェリダン先生のもとへやってきたリヒョウ。

最初は、

ちょっと意味深な会話が続く。

肉体。

秘めた力。

奥底に眠る精気。

リヒョウの血を求め、正体を現す吸血鬼シェリダン

そして。

シェリダンは、

リヒョウの血を求める。

……え。

血?

と思った瞬間。

正体が見えた。

吸血鬼。

いやいやいや。

ちょっと待て。

吸血鬼!?

ここファレナ女王国だよ!?

英傑杯という王道を真正面から気持ちよくやり切った直後に、

シリーズ経験者の思い込みまで利用して吸血鬼をぶち込んでくるのかよ。

月の紋章の授業、これへの伏線だったのか

この瞬間に、

おいらの頭へ真っ先に戻ってきたのが、

少し前の授業だった。

月の紋章。

吸血鬼と関わりの深い紋章。

授業でわざわざ月の紋章の話をしていたから、

当然おいらは、

サキへの伏線なんだと思っていた。

だって、

サキは吸血鬼だったから。

でも。

違った。

いや。

サキにもつながるのかもしれない。

だけど、

まさかシェリダン先生まで吸血鬼だったとは。

あの授業、

ただの世界観説明じゃなかったんだ。

ちゃんと物語に戻ってきた。

こういう伏線回収、

好きだわ。

ファレナで吸血鬼。その違和感が面白い

それにしても。

やっぱりおいらは、

ファレナで吸血鬼が出てくること自体が新鮮だった。

幻想水滸伝で吸血鬼というと、

やっぱりまず思い出すのは、

ネクロード。

シエラ。

『I』『II』。

そして外伝VOL.1。

おいらの中で、

吸血鬼という存在は、

あの辺りの記憶と強く結びついている。

だから、

ファレナの学園で吸血鬼が出てくると、

変な感じがする。

もちろん世界設定的には、

ファレナに吸血鬼がいてもおかしくない。

でも。

長くシリーズを遊んでいると、

作品ごとに頭の中へ土地のイメージが出来上がっているんだよね。

ファレナ。

太陽の紋章。

女王騎士。

ゴドウィン。

バロウズ。

そこへ突然、

吸血鬼。

新しい話なのに、

昔のシリーズの記憶が一気に混ざってくる。

これが面白い。

サキがいるからこそ、シェリダンを単純な「吸血鬼=悪」にできない

そしてここで、

サキがいることがすごく大きいと思う。

サキも吸血鬼。

でも、

サキは普通にチャオたちと一緒にいる。

血を必要としていても、

相手を殺さずに生きていく道を選んでいる。

だから、

シェリダンの問題は、

吸血鬼だから悪い

ではないんだよ。

おいらは、

吸血鬼が血を吸うこと自体は、

正直、全く悪いと思わない。

そもそも人間だって、

他の生き物の命をいただいて生きている。

豚も食べる。

鶏も食べる。

魚も食べる。

自分が生きるために、

何かの命を奪っている。

だから、

血を吸う生き物だけを特別に悪と言うのは、

ちょっと違うと思う。

でも。

シェリダンは違う。

「生きるため」ではなく、力のために人を食う

シェリダンは、

人の生き血から魔力を得る。

そして、

より優れた肉体の血ほど、

高い力を得られる。

だから、

学園の優秀な生徒を育てていた。

生徒を強く育てて血から魔力を得ようとするシェリダン

ここ、

めちゃくちゃ嫌なんだよ。

「本当に大切にしていた」

と言う。

でも。

人間として大切にしていたわけじゃない。

“価値の高い食料”として大切にしていた。

強くなれ。

優秀になれ。

成長しろ。

その方が、

おいしいから。

さっきまで、

チャオが成長したことを喜んでいたんだよ。

英傑杯で強くなった。

先生に認められた。

みんなに祝福された。

その「成長」が、

シェリダンにとっては、

餌としての価値が上がったことになる。

学園は、英傑候補の集まる場所。

つまり、吸血鬼から見れば、極上の餌場。

最悪だな。

このひっくり返し方。

サキとシェリダン。同じ吸血鬼なのに、こんなにも違う

だからこそ、

サキとシェリダンの差が面白い。

同じ吸血鬼。

同じように血を必要としている。

でも、

どう生きるかは自分で選べる。

サキは共存を選んだ。

シェリダンは、

他者を自分の力のための道具として扱った。

おいらは、

ここが決定的な違いだと思う。

何者として生まれたかじゃない。

どう生きるか。

実に幻想水滸伝らしい。

身分。

国。

民族。

生まれ。

そういうものではなく、

本人が何を選ぶか。

吸血鬼でも、

その構図は変わらない。

リヒョウが起きた!……って、いや誰だお前!?

絶体絶命。

リヒョウが、

シェリダンの手駒へ変えられそうになる。

もう駄目か。

そう思ったところで。

突然、

リヒョウが立ち上がる。

「やれやれ、なんとか間に合った。」

……。

ん?

リヒョウの体で目覚め、自らを古の兵法家アウンと名乗る人物

「もう少しで、本当に召される所だったぞ。」

……。

んん?

誰だお前!?

リヒョウ、

そんな喋り方じゃないだろw

身体はリヒョウ。

でも、

中身が明らかに違う。

そして、

その存在が名乗る。

古の兵法家、アウン

「我が名はアウン。」

リヒョウの身体を借りている、

もう一つの魂。

リヒョウの身体を借りたアウンの正体が明かされる会話場面

うわ。

また新しい話が始まった。

吸血鬼が出てきたと思ったら、

今度はリヒョウの中に別の魂。

しかも、

ただの霊ではない。

歴史に名を刻む古の兵法家。

シャプールでさえも、

アウンの存在を知っている。

つまり、

昔の有名人なんだ。

こういう設定、

大好きな人多いだろうね。

現在を舞台にしている物語の中へ、

突然「歴史」が入ってくる。

しかも、

本で名前だけ知っている人物ではなく、

本人が目の前に出てくる。

幻想水滸伝って、

世界がずっと続いている感じがするんだよね。

昔の英雄がいて。

その英雄を歴史として知る世代がいて。

そして、

その歴史の続きを、

今の主人公たちが作っている。

アウンはリヒョウの身体を「借りている」

ここで、

シェリダンとの対比がもう一つ生まれる。

アウンも、

他人の身体を使っている。

リヒョウの身体。

でも、

アウンはリヒョウを道具として扱っていない。

リヒョウの記憶を完全に共有しているわけではない。

それでも、

リヒョウには大切な仲間がいることを察している。

だから、

その仲間を自分の都合で殺したりはしない。

この違い。

大きい。

シェリダンは、

人の身体を利用する。

アウンも、

人の身体を利用している。

でも。

片方には、

相手への敬意がない。

もう片方には、

相手への敬意がある。

同じような行為でも、

そこが違うだけで、

まったく別物に見える。

亡者の大軍。そして、太陽の紋章戦争

やがて話は、

学園だけの問題ではなくなっていく。

シェリダンは、

死霊術によって屍を蘇らせ、

亡者の軍勢を作ることができる。

そして。

アウンの口から出てきた言葉。

「太陽の紋章戦争」

おお……。

ここで来るのか。

『幻想水滸伝V』。

ファレナ。

あの戦争。

今作の登場人物たちにとっては、

5年前の歴史。

でも。

多くの幻水ファンにとっては、

実際に遊んだゲームなんだよ。

自分で操作した。

自分で戦った。

自分で仲間を集めた。

だから、

「五年前の太陽の紋章戦争」と言われると、

歴史の授業を聞いている感覚じゃないんだ。

自分の昔の冒険を、後の世代が歴史として語っている。

そんな気持ちになる。

これが、

シリーズをずっと遊んできた人間にしか味わえない感覚だと思う。

戦争で死んだ兵士たちが、今度は亡者として利用される

そして、

ちょっと嫌な話が続く。

内戦だった。

つまり、

ファレナの各地には、

戦争で死んだ兵士たちの亡骸が残っている。

シェリダンは、

それを蘇らせる。

うわぁ……。

嫌だなぁ。

一度、

戦争に巻き込まれて死んだ人たちが。

今度は死んだあとまで、

戦争に利用される。

生きている人間を餌にする。

死んだ人間を兵士にする。

シェリダン、

徹底して人を「人」として扱わないんだな。

だから嫌いなんだと思う。

持久戦では勝てない。亡者は疲れない

シャプールは、

アウンへ軍略を求める。

どう戦うべきか。

アウンの答えは明確。

持久戦は無理。

理由も単純。

亡者は疲れない。

人間は疲れる。

一日も二日も戦い続ければ、

必ずこちらが先に限界を迎える。

さらに恐ろしいのが、

こちら側の死者。

味方が死ねば、

ただ戦力が減るだけではない。

その死体を、

敵に利用される可能性がある。

つまり。

味方マイナス1。敵プラス1。

一人死ぬだけで、

戦力差が二つ開く。

「誰一人死なせられん」

だからアウンは言う。

「対して此方は、誰一人死なせられん。」

いいなぁ。

この台詞。

兵法家らしい理屈なのに、

結果として、

ものすごく人間的な言葉になっている。

誰も死なせるな。

感情論ではない。

戦略的にも、

絶対に死者を出してはいけない。

でも。

理由が何であれ、

軍を率いる人間が、

最初に「犠牲は仕方ない」と言わないのは好きだ。

答えは一つ。シェリダンを仕留める

持久戦は無理。

亡者をいくら倒しても、

きりがない。

ならば。

元を断つしかない。

アウンの答えは、

シェリダンを仕留めること。

亡者の大軍を打ち払い、シェリダンを仕留める作戦を示すアウン

そのために、

まず亡者の大軍を打ち払う。

シンプル。

でも難しい。

ただ。

ここから完全に、

英傑杯の延長じゃなくなる。

本物の戦争になる。

そう、戦争。

これこそが、幻想水滸伝の真骨頂だよ。

大将は、チャオ

そして、

アウンが大将を決める。

シャプールは軍を率いた経験がある。

だが。

シャプールが選んだのは、

チャオ。

「大将は……チャオ、我が弟子が適任です。」

……おお。

来たなぁ。

チャオ。

さっきまで、

英傑杯の優勝を喜んでいた。

班で1位。

個人で1位。

ガレオンに認められた。

ヴェイルにも認められた。

でも。

優勝って、

そこで終わりじゃなかったんだ。

認められたから、次の責任を任される。

これだ。

英傑杯優勝は、ゴールじゃなかった

今回の話。

最初と最後で、

同じチャオなのに、

立場が全然違う。

最初は、

大会で頑張った生徒。

「優勝したぞ!」

「やった!」

「ヴェイルにも認められた!」

おいらも、

完全にそんな気持ちだった。

でも最後には。

ひとつの街の命を背負う大将。

生徒ではなく、

人を率いる側。

英傑杯で問われていた、

「覚悟」

あれ。

本番って、ここからなんじゃないか…?

大会では、

覚悟があるかを試された。

今度は、

本当にその覚悟を使う時が来た。

そう考えると、

英傑杯そのものが、

この戦いへの前振りだったようにも見える。

終わりに

チャオ班。

288点で優勝。

チャオ。

個人成績でも80点で1位。

ガレオンから、

「最も成長した」と評価される。

そして。

ヴェイルから、

「僕のヒーロー」。

いやぁ。

ここだけで終わっていれば、

完全にチャオご褒美回だった。

でも。

そこから吸血鬼。

シェリダン。

サキ。

アウン。

死霊術。

太陽の紋章戦争。

亡者の大軍。

そして、

チャオ大将。

情報量がすごいわ。

でも。

全部バラバラに出てきたわけじゃないんだよね。

チャオが成長する。

認められる。

だから、

人を率いる立場を任される。

サキという吸血鬼がいる。

だから、

シェリダンを「吸血鬼だから悪」と単純化できない。

太陽の紋章戦争があった。

だから、

今のファレナには亡者に利用される兵士の亡骸が残っている。

昔の物語が、

今の物語の理由になっている。

そして、

新しい物語を遊んでいる幻水ファンの頭には、

昔のゲームの記憶が戻ってくる。

今を遊んでいるのに、昔の旅まで一緒についてくる。

やっぱり、

これが幻想水滸伝なんだよなぁ。

そしてチャオ。

英傑杯優勝、おめでとう。

……なんて、

もう言っている場合じゃない。

次は本番だ。

大将チャオ。

頼むぞ。

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