※当記事にはネタバレが含まれているので注意!

月刊コミックフラッパー8月号で、第5話が掲載。
シャプールよりも、ホウやオルハンがメインだった前回。
今回は…え、結婚?はやくない?笑
船から落ちたホウがたどり着いた、誰も知らない場所
船旅に出たホウたち。
ところが魔物との戦いの最中、
ホウは船から海へ落ちてしまう。
そして流れ着いたのが、
どう考えても”普通じゃない場所”だった。
“岩が宙に浮いて”いる。
そして、その中心には”とんでもなく巨大な木”がそびえている。
うん。
まあ誰がどう見たって、
御大樹様だ。
岩が浮いているのは磁場の力で、
昔からこうだったらしい。
そんな説明をしてくれたのが、
突然現れた一人の女性。
衣装を見た瞬間、
「なんかビッキーっぽいな」
と思ったんだけど、
後に名前も判明する。
彼女の名前はマイア。
そしてまあ……
どう見ても(後の)主人公のお母さんなんだろうな。
ここで印象的だったのが、
マイアが御大樹様のことを、
「彼女」
と呼んでいたこと。
御大樹様って性別あるの!?
しかも女性なの!?
おいらはなんとなく、
性別があるとしても男性っぽいイメージを持ってた。
そもそも木だから性別なんて考えたこともなかったんだけどさ。
たった一言なんだけど、
御大樹様という存在が急に生き物っぽく見えてきた。
聖剣伝説シリーズのマナの樹を幻視したぜ。
御大樹様は光なのか、それとも闇なのか
マイアによれば、
ここは今のところ名前すらない場所。
しかも、
この場所を誰にも見つからないようにしているのが御大樹様らしい。
つまりホウがここへたどり着いたのは、
“本来ならありえないこと”なんだ。
一方その頃。
船に残されたシャプールたちは、
ラーミーンの精霊の声を聞く力を使ってホウを探していた。
ホウが生きていることはわかった。
ただし、その近くには、
「よくわからないもの」
がいる。
ラーミーン曰く、
とても大きくて、深い。
闇?
光?
らしいが…。
この表現、めちゃくちゃ気になった。
御大樹様って、てっきり光側の存在だと思ってたんだよ。
生命を象徴するような大樹で、
主人公たちの故郷を守っている存在。
どう考えても善寄りというか、
神聖な存在という印象が強かった。
でもラーミーンには、
光なのか闇なのかすらわからない。
それほど巨大で、深い存在として感じられている。
これ、ワクワクするんだよな。
もしかすると御大樹様って、
人間の善悪なんかで判断できる存在じゃないのかもしれない。
そして本来誰にも訪れることのできない場所へ、
なぜかホウだけがやってきた。
マイアもその事実から、
御大樹様がホウを呼んだ
と考える。
偶然海に落ちただけじゃない。
御大樹様の意思によって、
ホウはこの場所へ導かれたのかもしれない。
ホウとマイア、出会って2日で結婚!?
ホウとマイアは少しずつ話をするようになる。
その中でホウは、
一生を捧げてもいいと思える相手が見つかったなら、
そこに留まるのも悪くない。
みたいなことを話す。
ただ、10年以上旅を続けてきても、
そんな相手にはまだ出会えていない。
なるほど。
ホウってずっと旅を続けるタイプなのか。
そう思っていた。
この時点では。
マイアもホウの人柄に触れて、
ずっと昔から抱えていた秘密を打ち明ける。
ただし、
何を話したのかは読者にはまだわからない。
ここがまた気になる。
そうこうしているうちに、
シャプールたちもホウのもとへ到着。
無事に合流するんだけど、
どうにもホウの様子がおかしい。
上の空というか、なんというか。
すると後ろからマイアが登場。
なんかモジモジしてる。
そしてホウが一言。
「俺たち結婚するわ」
……。
いやいやいやいや。
出会って2日だぞ!?
さっきまで、
「10年以上旅してるけど、一生を捧げたい相手には会ってない」
とか言ってなかったか!?
いや、ニュアンスはあくまでも、
恋愛的なものじゃなくて騎士として主君の仕える、
というものだったけれど。
そこから2日!
展開が速すぎる!
もちろんマイアが打ち明けた秘密が、
この決断に大きく関わっているんだろう。
だから単なる一目惚れではないと思う。
でもそれにしたって早い(笑)。
しかもマイアがモジモジしていた理由が、
結婚することになったから照れてました。
だったのがかわいすぎる。
シャプールたちからしたら、
「何があった!?」
以外の感想ないだろこれ。
ここから湖畔の里が始まった
そして結婚することになった以上、
ホウも今までのように旅を続けるわけにはいかない。
そこでホウが口にしたのが、
この場所に自分たちの里を作ろう
という考えだった。
なるほど。
ここなのか。
おいら達がスターリープ本編で何度も戻っている、
あの湖畔の里。
主人公たちにとっては、生まれた時からそこにある故郷。
でも当然ながら、最初から里が存在していたわけじゃない。
ホウとマイアが出会って。
ホウがここで生きることを決めて。
そこから少しずつ人が集まっていった。
今回ついに、
その始まりが描かれたわけだ。
ゲームを遊んでいる時には何気なく歩いていた場所なのに、
「ここってこうやって生まれたんだ」
とわかると、一気に見え方が変わってくる。
終わりに:世界全部は救えなくても、里一つ分なら救える
個人的に今回一番好きだったのは、
ホウが語った里の理念だ。
故郷を失った人。
行く場所をなくした人。
そういう人たちを、この場所へ呼びたい。
この世にいる全ての人間を助けることはできない。
だけど、
里一つ分くらいなら、みんなで協力すれば何とかなるんじゃないか。
この考え方。
めちゃくちゃ好きだわ。
世界を救う。
全ての人を救う。
そういう大きな理想じゃない。
自分たちの手が届く範囲だけでも、
困っている人が生きられる場所を作ろう。
すごく現実的なんだけど、
だからこそ優しい。
そして何より、
幻想水滸伝らしい。
行き場をなくした人たちが集まって、
一つの場所を作っていく。
最初から立派な国があるわけじゃない。
誰か一人の英雄だけで全部を解決するわけでもない。
いろんな人が集まって、助け合う。
湖畔の里にも、
そんな思想が最初から流れていたんだな。
そしてホウがその思いを語ったところで、
御大樹様が光り輝く。
まるで、
「それでいい」
と言っているようにも見えた。
ホウをこの場所へ呼んだのも御大樹様。
マイアと出会わせたのも御大樹様。
そしてホウがここに里を作ることを決意すると、
御大樹様が光を放つ。
そう考えると、
湖畔の里が生まれたこと自体にも、
御大樹様の意思が関わっているのかもしれない。
ホウとマイアのまさかの電撃結婚に笑わされながら、
御大樹様の謎。
主人公の両親の出会い。
そして湖畔の里の始まり。
スターリープ本編の根っこにある部分が、一気に見えてきた第5話だった。

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