
『幻想水滸伝 STAR LEAP』。
配信されてから、
少しずつ百万世界を歩き続けているおいら。
しかし、
ブログも整理したい。
記事も書きたい。
日課のゲームもある。
そう、
やりたいことが多すぎる。
幸せな悲鳴とは、
たぶんこういうことを言うんだろう。
そんな中でも、
スターリープを起動してしまえば最後。
またひとつ、
またひとつと、
「これ記事に書きてぇ!」
というものが飛んでくる。
今回なんて特にそうだった。
小ネタ。
変なダンジョン。
懐かしいキャラクター。
フリック無双。
そして――
幻想水滸伝という物語そのものの“始まり”に繋がる瞬間。
いや。
こんなの見せられたら、
そりゃ記事にするしかないでしょうよ。
ちょっと待て、その話……”メグ”の家族じゃないか?

まず、
町を歩いていたときのこと。
何気なくNPCに話しかけてみたら、
こんなことを言い始めた。
「私の兄は“からくり師”とやらでね」
さらに、
娘もそのガラクタに興味を持っているという。
いや、メグじゃん!
これ、
兄ってジュッポじゃないのか?
そして、
娘って――
メグじゃないのか!?
『幻想水滸伝I』を遊んだ人なら、
からくり師という単語が出た時点で、
どうしたって反応してしまう。
ジュッポ。
そして、
その後を追いかけるようにからくりの道へ進んでいくメグ。
別に、
このNPCが大々的に
「私はメグの父親です!」
と名乗るわけじゃない。
だが、だからこそいい。
何気ない町の会話の中に、
シリーズを知っている人だけが、
「あれ?」
と引っ掛かれるものが置いてある。
スターリープ、
好きが、こういう隙間から染み出てくるんよ。
メインストーリーだけじゃない。
町の片隅にまで、
これから『幻想水滸伝』へ繋がっていく世界がちゃんと生きてる。
急に『俺だけレベルアップな件』みたいなゲートが出てきた

そして、
そんな歴代ファン向け小ネタでニヤニヤしていたと思ったら、
今度は突然、
洞窟の奥に怪しいものが現れた。
巨大な、
青白い、
ぐるぐるした――
ゲート。
ふむ。
ちょっと待て。
これ、
まぁ、よくみるゲートといえばそうだけれど。
でも、おいらの頭に真っ先に浮かんだのは、
『俺だけレベルアップな件』。
ゲートじゃん!!!
今まで幻想水滸伝を遊んでいて、
こんなもの見たことあったっけ?
と思いながら近づいてみたら。

中では、
まさかの別形式。
3DダンジョンRPGみたいなの始まった!!!
スターリープ。
引き出しの数が多すぎるだろ。
通常フィールドを歩いて、
ストーリーを進めて、
普通に戦闘して――
それだけじゃない。
“蜃気楼の塔”ならコンテンツで、
3DダンジョンRPGの空気まで醸し出してきやがる。
ゲームとして急に変化球を投げてくる面白さまであるとは恐れ入るぜ。
もさもさデカすぎない!?幻水のモンスターこんなんいたっけ

でっかくない!!!
何だこの、
もさもさ。
ドラクエにおけるスライム的な立ち位置。
最序盤の雑魚敵の代名詞。
それが、もさもさ。
でも、
こんなにでっかい、
丸々とした、
もっさもさしたやつ、
いたっけ?

しかも別の場所では、
白く光るやつまで出てきた。
おいらにはもう、
『軌跡』シリーズのシャイニングポムにしか見えない。
何だろうな。
この、
見つけたら何となく倒したくなる感じ。
「お前、絶対普通の雑魚じゃないだろ」
という存在感。
こういうのを見ると、
モンスターひとつでも、
いちいち引っ掛かってしまう。
攻略効率とか、
経験値効率以前に、
「お前なんなの?」で足が止まる。
だから進まないんだよ!
でも、
それでいい。
熊に勝った!?いやビクトールなら熊くらい普通に倒せるだろ

そして、
個人的にちょっと笑ってしまった会話。
ビクトールが熊に勝ったという話。
……いや。
現実世界なら、
熊はヤバい。
圧倒的脅威。
遭遇したら、
どうこうしようなんて考える相手じゃない。
そこは分かる。
でも、
あなたたち剣と魔法の世界の住人ですよね
しかも、
相手がビクトールだったりするわけで。
おいらの感覚だと、
むしろ、
「ビクトールなら熊ぐらい普通に倒すだろ」
なんだよ。
「いやぁ、でっけぇ熊だったぜ!」
とか言いながら100%勇気な笑顔で帰ってきても驚かない。
もちろん、
幻水世界における熊は、
おいら達の知っている熊より強いのかもしれない。
魔物が普通に存在する世界だから、
基準そのものが違う可能性だってある。
でも、
それでも思う。
ビクトールなら何とかする。
まぁ、素手で勝ったらしいから、さすがに剣は使えよと思うけど。
雑魚敵ですらオーラをまとう!こういうのでいいんだよ

そして、
どうでもいいようで、
個人的にはかなり好きだったところ。
敵がオーラをまとってる。
ただの雑魚敵なのに。
かっこいい。
こういうの!
こういうのでいいんだよ!!!
別に、
世界を揺るがす大ボスじゃなくていい。
名前付きの強敵じゃなくてもいい。
雑魚が、
「俺、今ちょっと強いですよ」
みたいなオーラをまとってる。
それだけで、
中二心がくすぐられる。
おいらはもう40歳になるというのに、
こういう演出を見ると、
普通にテンションが上がる。
光ってる。強そう。かっこいい。
それでいい。
少年の頃から、
何も変わっていない。
フリックが何をしてもイケメンすぎる

そして今回。
改めて認識した。
フリック、かっこよすぎるだろ。
前回、
ラグナルを一瞬で倒したときにも思った。
強い。
若い(幼い?)
イケメン。
頼れる。
でも今回は、
単純な戦闘力だけじゃない。
やること、
言うこと、
全部かっこいい。
「俺が逃がすべき“みんな”の中には、あんたも入ってるんでね!」
何その台詞。
主人公かよ。

さらに、
「安心しな。俺は死にはしない。」
……。
イケメン。
もうそれしか出てこない。
昔からフリックが人気なのは知っている。
『幻想水滸伝I』『II』を遊んできたから、
当然、
おいら自身も好きなキャラクター。
でもスターリープで、
改めて若い頃を真正面から見せられると、
ちょっと印象が変わる。
この人、
こんなにもヒーローだったんだな。
青マント呼ばわりから副リーダーへ!こんな経緯だったのか

そこへ出てくる、
我らがビクトール。
いきなり、
「青マント」
である。
常にイケメンムーブをかましているフリックの横から、
一瞬でビクトールの空気に変えてくる。
こういうところだよ。
最高。
そして、
一緒に戦うことになり、
オデッサを中心に人が集まり始める。

さらに、
フリックが副リーダーを名乗る。
……。
あ、こんな流れで副リーダーになったのね。
『幻想水滸伝』では、
すでに存在していた関係。
オデッサ。
フリック。
ビクトール。
解放軍。
昔遊んでいたおいらにとっては、
最初からそこにあったものだった。
でも当然、
何事にも始まりがある。
スターリープは、
その「出来上がる前」を見せてくれる。
これが、
たまらない。
オデッサ・シルバーバーグ――髪まで捨てた覚悟に震えた

そして今回、
一番心を持っていかれたのが、
オデッサだった。
地下に暮らす人々。
ボサボサの、荒れた髪。
貧しい服。
帝国の圧政の中で、
ただ生きるために必死な人々。
その前に立つ、
オデッサ。
綺麗な服。
艶やかな髪。
生まれも育ちも違う。
境遇も違う。
だから当然、
言葉だけで、
「あなたたちのために戦います」
と言ったって、
簡単には信じてもらえない。

そこで、
オデッサは言う。
生まれでも、
育ちでもなく。
一人の人間として見てほしい。
そして、
自分の覚悟を示す。
ここが凄かった。
子供が振るった刃を、
その手で受け止める。
傷つく。
血が流れる。
それでも退かない。
さらに――
自分の長い髪すら、
ばっさりと切る。
これが、オデッサ・シルバーバーグか。
アキレスも、
めちゃくちゃ魅力的な人物だった。
自らが死ぬと分かっていても、
オデッサを逃がすために立ち向かった。
その覚悟にも震えた。
でも。
オデッサは、
そこをさらに越えてきた。
腕力じゃない。
剣技じゃない。
魔法じゃない。
人の心を動かす力。
自分の立場も、
美しさも、
安全も、
全部ひっくるめて差し出して、
「私は本気だ」と示す。
だから、
敵対していた人間の心まで動く。
リーダーって、
こういうことなのかもしれない。
「これから我々は解放軍と名乗ります」――ここが始まりだった

そして。
その瞬間が来る。
「これから我々は“解放軍”と名乗ります!」
…………ッ。
来た。
来てしまった。
これが。
“解放軍が生まれた”瞬間。
『幻想水滸伝』を遊んだとき、
解放軍はすでに存在していた。
帝国と戦う組織として、
当然のようにそこにあった。
オデッサが率いていた。
フリックがいた。
ビクトールがいた。
そして、
やがてティルへと受け継がれていく。
知っている。
全部知っている。
でも、
その始まりを知らなかった。
設定として知るのと、
物語として見るのは、
全然違う。
一人の女性が、
自分を信じてほしいと訴え、
その覚悟が人を動かし、
人が集まり、
名前が生まれる。
ああ。
こうやって、
解放軍は始まったんだ。
20年以上、
幻想水滸伝というシリーズが好きだった。
その自分が、
今になって、
この場面を初めて見ている。
それだけで、
もう胸いっぱいだった。
この時代に生きていてよかった。
本気でそう思う。
「覚悟と信念が皆の心を動かす」チャオの未来まで見えてきた

そしてスターリープは、
ただ過去作の歴史を見せるだけでは終わらない。
オデッサの姿を見た、
チャオたち。
人を率いるのは、
力の強さだけじゃない。
覚悟。
信念。
そして、
人の心を動かすこと。

これ、
もう完全に、
チャオがこれからリーダーになっていく布石じゃん。
シーリーンも、
チャオならオデッサに負けないリーダーになる、
と言ってくれる。
最初は、
百万世界へ投げ込まれた一人の少年だった。
でも、
旅をして、
人と出会い、
誰かを助け、
誰かに認められ、
歴史そのものを間近で見る。
それら全部が、
これからチャオを形作っていくんだろう。
スターリープ自身の物語が、
ようやく大きく動き始めた気がする。
そしてトラン湖の古城へ――って、そこ行くの!?

そんな、
「解放軍誕生」という超重要イベントを見届けて。
次はどこへ行くのかと思ったら。
エギルが、
しれっと言う。
「トラン湖の古城に来い。」
……。
…………。
そこ行くんかい!!!!
トラン湖の古城。
『幻想水滸伝I』を遊んだ人間にとって、
説明不要。
後に、
解放軍の本拠地となる場所。
もちろん、
この時代ではまだ、
あの本拠地じゃない。
まだ、
ただの古城。
だからこそ、
怖い。
楽しみ。
気になる。
おいらの記憶には、
あの場所にまつわるものが、
いくつも残っている。
例のドラゴンはどうなる?
この時点ではどうなってる?
そもそも、
今回の物語が何かに繋がるのか?
知っている場所なのに、何が起きるか分からない。
これ、
前日譚ものとして最高の状態じゃないか。
終わりに|「幻想水滸伝の前」を物語として見られる幸せ
今回、
本当に濃かった。
メグに繋がりそうなNPC。
謎のゲート。
3Dダンジョン。
巨大もさもさ。
熊。
オーラ雑魚。
フリック無双。
そして、
オデッサ。
解放軍誕生。
さらに、
トラン湖の古城。
一回のプレイで、
ネタが多すぎる。
でも最後に残ったのは、
やっぱり、
「幻想水滸伝の歴史を見ている」
という感覚だった。
『幻想水滸伝I』で、
すでに起きたこととして語られていたもの。
自分の中では、
設定や過去として存在していたもの。
それが、
今、
キャラクターが動き、
喋り、
迷い、
傷つき、
決断する物語として目の前にある。
こんなの、
シリーズをずっと好きだった人間にとって、
ご褒美以外の何物でもない。
そして次は、
トラン湖の古城。
おいおい。
まだ配信されたばかりなのに、
こんなに見せていいのか。
もっとくれ。

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