【第3話感想】シャプールの人生がはじまった回【幻想水滸伝スターリープ漫画 ~星々の軌跡~】

※当記事は広告を含みます
※この記事は第3話までのネタバレを含みます
 未読の方はご注意ください。


月刊コミックフラッパー4月号で、第3話が掲載。

ここから、シャプールの本当の物語が始まる。

※なお、第1話の感想記事はこちら

目次

今回の話の要点

シャプールが“今を選んだ瞬間”

第3話のあらすじ(ネタバレあり)

カマロ自由騎士連合7,000。
無名諸国軍12,000。

数では勝っている。
――はずだった。

※ネタバレ注意

シャプール率いる部隊が、
“いつものように”最前線を張り、
ある程度兵力を削った後に本体が突入する。

この作戦に対して、
シャプールは懐疑的だった。
なぜなら、カマロ自由騎士の騎兵相手では、
歩兵では持たない。
騎兵には相応の数をもった騎兵で相対するべき。

しかし、やはり、進言は聞き入れられない。
アリザーデ卿の「私を失望させるなよ」との言葉に、
シャプールは現実を受け入れる。

開戦直前。
シャプールは麾下の兵に告げる。
「皆さん。命が惜しければ迷わず離脱してください。
家族のため、故郷のため、あなた方はこの戦に加わったですが、
こんな無意味な戦いに命をかける必要なんてありません。
命と自由さえあれば、家族とまた再会できる。」

敵前逃亡を進める?
将軍にあるまじき姿。

しかし……

「ですが、それでも、
それでも私と一緒に戦ってもいいというならば、
ついてきてください。」

シャプールの言葉は、
傭兵を含むすべての兵士に届いた。
歓声をあげる兵達。

そして、戦争がはじまる。

前線でぶつかり合う兵士達。
しかし、カマロ自由騎士連合は、
早々に退却をはじめる。

なにかがおかしいと違和感を隠せないシャプール。
カマロ自由騎士もたいしたことはないと、ほくそ笑むアリサーデ卿。

後方に控えていた無名諸国が、
最後の仕上げだと追撃をはじめる。

すると、”霧”が突如出てくる。
そして霧の中から、遊軍の指揮を任されていた”ユーゴ”が現れ、
「この戦の勝利を妻とふたりの息子――
フィリップとカミューに捧げん!!」と言い放つ。

“霧”は水の紋章魔法だった。
完全に、分断されてしまう無名諸国軍。
シャプールは後方の本体の救出を考えるが、
しかし、軍師からシャプールに下された命令は、
“敵将めがけての強攻”だった。

事実上の、陽動であり、囮であり、そのまま壊滅しろという命令…
シャプールは諦めたように、命令を受けれるが、
間髪入れずにホウが叫ぶ
「あきらめるな馬鹿野郎!!」

ホウは、オルハンとブラマンテを率いて、
僅か3人だけでカマロ自由騎士連合の本隊の足止めを決行。
シャプールも、ホウの意思を汲み、
後方部隊の救出を行う。

結果として、後方部隊は救われた。
しかし、シャプールが命令違反をしたのは事実。
命令違反には罰をと、軍師は言う。
おまえには失望したと、アリサーデ卿は言う。

実質的な死刑宣告の命令を下しながらも、
それを命令違反と咎める上層部の在り様に、
ホウは立ち上がる
「おい、おっさん」

アリサーデ卿、軍師、国王。
次々と頭を殴り飛ばす。
「仲間の命をなんとも思ってねえ奴らが、
ぐちゃぐちゃ言ってんじゃねえ、
このすっとこどっこいが!!」

一国の主とその側近に対しての、あるまじき態度。
ホウは、牢屋に投獄される。
もちろん、翌日には縛り首だ。

だからこそ、きた。
シャプールは、秘密裏に、牢の鍵を開け、
ホウを助けだすと共に、一緒に国を出る。

騎士とか将軍なんて、どうでも良い。

そんなものにこだわらずとも、

人を救う道はあるはず。

「ホウ殿、あなたに仕えさせてください」

ホウは困ったように頭をかきながら、

ま、よろしく頼むわと受け入れる。

シャプールの人生が、ここから始まる。

第3話の見どころ|シャプールが”今を生きる”

騎士を夢見て、
夢を叶えて、
でも現実は夢見た騎士とは程遠くて…

理想と現実の乖離
現実の厳しさ
そのまま腐ったかもしれない
現実の前に心折れたかもしれない
あるいは、変に達観してしまったかもしれない

でも、シャプールは違った。
騎士という地位に拘らず、
“誰かの為に生きる”理想を貫く。

シャプールがなりたかったのは、”騎士”じゃなかった。
“人を救える存在”だったんだ。

そして、その道は、ホウの傍にあった。

シャプールが今を生き始めた。
この変化は、重い。
今のシャプールの笑顔は、胸に響く。

幻想水滸伝シリーズとの繋がりと考察

我が息子、カミュー…。
カマロ自由騎士連合の騎士、ユーゴの放った言葉に…
思わず目を見張ってしまった。

幻想水滸伝IIでも屈指の人気キャラに、2人の騎士がいる。
マイクロトフとカミュー。
そう、ユーゴは、カミューの父親なんだろう。

また、記憶が繋がった。
同じ世界の物語だからこそなんだよ。
あの時、幻想水滸伝IIを遊んでいたからこそ、
ユーゴの捧げる言葉は、妻と2人の息子だけじゃなくて、
おいらたちファンにも届くんだよね。

そして、もう1つ。
地味に、シャプールの演説の際に、
名も無き一般兵の姿が描かれているのだけれど、
カラヤクラン・リザードクラン・ダッククランが出揃っているんだよ。

特に彼らに台詞は無い。
でも、シャプールの優しい演説を聞いている彼らの姿から、
幻想水滸伝IIIの戦争を思い出してしまう。

毎回、幻想水滸伝との繋がりを入れないと気がすまないのかね。

いいぞ、もっとやれ。

スターリープ本編との関係と今後の展開予想

蒼槍(そうそう)のシャプール。
無名諸国で名を馳せる将軍。
カマロ自由騎士連合の将からも、
「もったいないな おまえのような武人がそちら側にいるのは」
と言わしめる存在。

そんな彼が僅か3話で、無名諸国を離脱した。
でも――納得しかない。

ここが、分岐点だ。

ホウと出会い、
命令ではなく意思で動き、
守るべきものを選んだ。

これがなければ、
“師匠”にはならない。

ここから先。
世界を見て、成長して、
何を背負うのか。

期待しかない。

終わりに

だめだ。

シャプール。

好きだわ。

ごめん、正直、最初はいけ好かなかった。

主人公の師匠という、

幻想水滸伝Iの”カイ”を想起させるポジション。

それでありがら、ハゲでも無ければ、年寄りでもない。

若い、イケメン。

いや、実年齢はおじさんを越えて、

おじいちゃんレベルの可能性が全然あるんだけれど、

少なくとも見た目は20代全然余裕なわけで、

こんな”狙ったキャラ”逆にちょっと引くわって思っていた。

でも、もう、だめだ。

全力で謝罪したい。

シャプールは、

純粋な心をもって、

誰かの為に命を懸けられて、

現実の前に理想を諦めることなく、

あの日見た夢の続きを追い続ける…

つまり、まさに、我ら、幻水ファンそのものじゃないか。

そんなの、嫌いになれるわけがない。

もはや、シャプールがスターリープ本編の主人公で良いよ(ぇ


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