【第2話感想】シャプールの“世界”が動き出した回【幻想水滸伝スターリープ漫画 ~星々の軌跡~】

※当記事は広告を含みます
※この記事は第2話までのネタバレを含みます
 未読の方はご注意ください。


月刊コミックフラッパー2月号で、第二話が掲載。

シャプールが「世界」を知り始めた回だった。

※なお、第一話の感想記事はこちら

目次

今回の話の要点

シャプールとホウが出逢う

第2話のあらすじ(ネタバレあり)

※ネタバレ注意

太陽歴434年。
グラスランドが“とある災害”で戦力を大きく失った頃――

無名諸国は、カマロ自由騎士団への侵攻を決断する。

しかし、シャプールは反対する。
戦続きで疲弊した兵を気遣ったからだ。

……けれど。

「異教徒風情がしゃしゃり出るな」

その一言で、議論は終わる。

さらに“陛下”は、戦のことなど分からないと言い放つ。

それで、すべてが決まった。

シャプールは、悩む。

何のために、騎士になったのか。

理想は、遠い。
現実は、あまりにも重い。

虚飾に塗れた騎士たち。
貧しさゆえに志願する兵。
ろくな訓練もないまま前線へ送られ――
肉の壁として、散っていく。

そんな日々の中で。

ホウ、オルハン、プラマンテ。
三人の志願兵が現れる。

シャプールは、その“目”に気づく。
他の兵とは、何かが違う。

やがて、シャプールはホウと語り合う。

ホウは語る。
13のとき、群島諸国を飛び出したことを。

国を渡り、景色を見て、
人に出逢い、酒を飲み、音楽に触れる。

同じものなんて、ひとつもなかった。

その中で気づいたという。

自分の考えが、石みたいに硬かったことに。

そして。

抱えていた悩みが、ちっぽけに思えたことに。


その話を聞いたとき。

シャプールは、はじめて――

“世界”を意識した。

第2話の見どころ|シャプールの“世界”が広がった瞬間

シャプールの“世界が広がった瞬間”

理想に憧れ、現実に絶望し、
目の前で倒れていく兵に心を痛める中で――

それでも、前に進むための視点。

“世界”という概念が、彼の中に入ってきた。

価値観が、揺れる。

でもそれは、壊れるためじゃない。
進むための揺らぎだ。

だから思う。

この瞬間から、シャプールは変わり始めた。

そして。

おいらも、その先の“世界”を見たくなった。

幻想水滸伝シリーズとの繋がりと考察

太陽歴422年。

炎の英雄率いる「炎の運び手」が、
ハルモニア神聖国地方軍と激突。

“真なる火の紋章”の暴走によって、
地方軍は壊滅した。

その余波で、職を失ったカラヤ族が、
無名諸国へと流れてくる。

――この一連の流れが、さりげなく語られているわけだが…。


これだよ。

これが、幻想水滸伝なんだよ。


点だった出来事が、
気づいたときには線になっている。

時間も、歴史も、人物も、
全部が繋がっていく。

太陽歴の世界だからこそできる、この感覚。

この“積み重ね”があるから、幻想水滸伝は刺さる。

スターリープ本編との関係と今後の展開予想

スターリープ本編でのシャプールは、主人公の師匠だ。

でも、この物語では、まだその前段階にいる。

どうやってそこへ辿り着くのか。
その過程は、まだ語られていない。

――けれど。

間違いなく、この出逢いが最初の一歩だ。

ホウ。
本編主人公の父親。

この二人の交差が、
シャプールの人生を動かした。

そう考えると――

この漫画でしか描かれない“本編の裏側”が存在する可能性がある。

それはもう、見逃せない。

終わりに

今回の第2話。

正直、派手な展開があったわけじゃない。

でも――

“世界を知る物語”としては、かなり大きな一歩だった。

シャプールは、現実に絶望していた。

騎士としての理想と、目の前の惨状。

その狭間で、立ち止まっていた。

そんな彼にとって、ホウの言葉は――

“世界はもっと広い”という視点そのものだった。

この一歩があるからこそ、
きっと彼は、ただの騎士では終わらない。

そして思う。

こういう積み重ねがあるから、幻想水滸伝は刺さる。

派手な戦争も、
重たい選択も、

全部、この“土台”があってこそだ。

だからこの漫画は――

間違いなく“本編に繋がっている”。

シャプールがどんな道を辿り、
どうやって師匠になるのか。

その過程を見届ける価値は、
十分にある。

おいらは、この物語を最後まで追う。

あの世界が、
どこへ繋がっていくのかを見るために。


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