【FFBE幻影戦争】メインストーリー 第3部 第13章 第2節 【結ばれゆく絆】

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※当記事は幻影戦争のネタバレを含むから注意!

FFBE幻影戦争の、剣と魔法のメインストーリーを追う記事!
今回は、メインストーリー 第3部 第13章 第2節 “結ばれゆく絆”のまとめ!
各バトル毎のシナリオ概要と感想を記していくよ!

この記事は、
幻影戦争のストーリーを「ちゃんと面白い」と感じていて、
その理由を自分なりに噛みしめたい人向けの感想まとめだよ!

目次

静かに迫る再来

嵐の前の静けさ

《天異》再び

ヴィネラはホルン城を後にする。

その背を追うように、フォセットが現れる。

そして告げる。

天異が進路を変えた、と。

再びホルンへ迫ってくる可能性がある。

ただの報告。

だが、その一言の重みは大きい。

状況を伝え終えると、
フォセットはチョコボに乗り、その場を去っていく。

これだけのシーン。

戦闘もない。

大きな展開もない。

尺も短い。


だが。

だからこそ、怖い。

これは明らかに、前振りだ。

これから始まる“何か”の。

天異は一度、追い詰められた。

だが終わっていない。

むしろ――

ここからが本番だと言わんばかりに、
再び動き出している。

静かに始まる最初の一手。

まだ何も起きていない。

それでも空気は変わっている。

確実に。

じわじわと。

背筋に、うっすらと冷たいものが走る。

嵐は、もうすぐそこまで来ている。

刃が届いた瞬間

無名の覚悟が最強を揺らす

霞夜

ヴィネラのもとに現れたのは――

不審な剣士。

ガロウザだった。

狙いは明確。

ヴィネラの持つ六振りの刀剣、
“霞夜”。

ガロウザは淡々と告げる。

それを渡せ、と。

だがヴィネラは拒否する。

当然だ。

ならば――

殺して奪う。

ガロウザはそう言い放つ。

その瞬間。

割って入る影。

“呟き”。

サーダリーの命を受け、
ホルンの者を守るために現れたのだ。

ヴィネラは退く。

ホルン城へ。

そして残るのは――

ガロウザと呟き。

戦いは、始まった。


決着は、一瞬だった。

だが。

その一瞬に、すべてが詰まっていた。

呟きはホムンクルス。

死の恐怖がない。

だからこそ――

最初から覚悟は決まっていた。

刺し違える覚悟。

生き残るためではなく、
届かせるための一撃。

その覚悟が、結果を変えた。

呟きの刃が――

ガロウザに届いた。

傷を、負わせた。

「狙いは良かった。
ワシに傷を負わせた者は久しくいなかった。」

ガロウザが、感嘆する。

あのガロウザが。

だが。

それでも――

浅い。

致命には至らない。

次の瞬間、呟きは斬り捨てられる。

そしてガロウザは、
ヴィネラへと追いつく。

逃げ切れない。

ならば――

ヴィネラは覚悟を決める。

ガロウザとヴィネラ。

戦いが、始まる。

進化した天異。

本来なら、ここでその猛威が描かれるはずだった。

だが違う。

今、この瞬間。

物語の“強さ”を体現しているのは――

ガロウザだ。

圧倒的。

次元が違う。

だが、その中で。

ひとつだけ、見逃せない事実がある。

ガロウザに傷を負わせた存在。

それが――

呟きだったということ。

正直、完全にノーマークだった。

このタイミングで現れたこともそうだ。

だが、それ以上に。

擬態β部隊。
ヴァルーシュ。
ラヴィエス。

誰一人として届かなかった相手に、

最初に刃を届かせたのが、
呟き。

この事実は重い。

思わず声が出た。

ここで来るのか、と。

無名の存在が。

最強に、触れた。

命を賭ける理由

交わらない想い

胸が痛い

ハインドラ。

そして牙刹六陣、レズニックとガーンズバック。

その圧倒的な戦力をもってしても、
天異が生み出す漆黒の魔物の数は多すぎた。

押し切れない。

むしろ、じわじわと追い詰められていく。

その窮地に現れたのが――

ランダルのグリファードだった。

状況を一目で把握する。

そして、迷いなく動く。

ガーンズバックを呼び寄せると、
軽口を叩く。

レズニックの目つきが昔から気に食わなかった。

だから連れて行け、と。

無茶苦茶だ。

だが、その言葉の裏にあるものは明白だった。

守るためだ。

レズニックを。

そしてガーンズバックも。

その場から離すための言葉。

理由なんて、後付けでいい。

グリファードは一人、残る。

漆黒の魔物を相手にするために。

そして告げる。

サーダリーに復讐するまで、
何があっても生き延びる。

その決意とともに、
戦いを始める。

正直、やられた。

こういうの、弱い。

己の身を張って、
しかも他国の人間のために戦う。

それを、
くだらない理由でごまかす。

「目つきが気に食わない」

なんだそれ、ってなる。

でも分かる。

分かってしまう。

あれは優しさだ。

不器用な、優しさだ。

真の漢って、こういうことなんだろう。

気づいたら、目尻が濡れていた。


でも。

ここで終わらないのが、つらい。

グリファードの目的は――

サーダリー。

復讐。

それが軸にある。

だが、今のサーダリーは違う。

もう、あの頃の傲慢な男じゃない。

変わった。

誰かのために命を賭けられる、
誠実な人間になった。

なのに。

グリファードは、そのことを知らない。

過去のサーダリーを見ている。

今のサーダリーを知らない。

このズレ。

このすれ違い。

これが――

とにかく痛い。

ただの敵対じゃない。

理解できていないからこその対立。

だからこそ、苦しい。

胸が痛いって、こういうことなんだと思った。

命の重さを託された瞬間

笑顔は、素敵だ

私よりお前が

あと一歩。

確かに追い詰めていたはずだった。

だが天異は息を吹き返す。

戦況は一変。

近接部隊は壊滅状態。

ここでの判断は、本来ひとつだ。

退却。

だがグリファードは違った。

天異を倒す手がかり。

それを掴むために、
あえて退かない。

救援に現れた“祈り”と共に、
戦い続ける道を選ぶ。

しかし――

“祈り”が倒れる。

敵の凶刃に貫かれる。

思わず声が出る。

グリファードも、動揺する。

だが“祈り”は静かに告げる。

自分はもともと、
余命が長くない存在だと。

ホムンクルス。

死の恐怖はない。

だが――

この世界から消えることへの、
わずかな寂しさ。

それは、確かにあった。

グリファードは言う。

それは、悲しみを知ったからだ、と。

“祈り”は学んだ。

世界に悲しみが満ちれば、
人の心は歪む。

歪んだ心は世界をも歪め、
笑顔を奪っていく。

だからこそ。

“祈り”は選んだ。

自分ではなく――

グリファードが生きる未来を。

その方が、
世界の悲しみが減るから。

そのために、ここに来た。

グリファードを守るために。

「笑顔は……素敵だ」

その言葉を残して。

“祈り”は、命を落とす。


グリファードは打ちのめされる。

自分の手で殺すはずだった存在。

その存在に、守られた。

命を、託された。

この事実の重さ。

受け止めきれるはずがない。

それでも。

グリファードは動く。

こんな場所に放置はできない。

せっかく手に入れた魂を、
天異に奪わせるわけにはいかない。

ちゃんと弔う。

そう言って、亡骸を抱きかかえる。

戦場から、離れる。


正直、殴りたい。

さっきまでの自分を。

グリファードが、
サーダリーに牙を剥く未来を疑っていた。

そんな人間じゃない。

それを決定づけたのが、“祈り”だった。

命を賭した選択。

笑顔に憧れた想い。

そのすべてが、
グリファードの進む道を変えた。

いや。

正確には――

決めた。

ホムンクルスが魂を得た。

その先にあったのが、
この結末。

あまりにも、早すぎる。

あまりにも、重すぎる。

静かに。

だが確実に、

胸の奥が締め付けられる。


誇りは、最期に現れる

嘘の裏にあった本音

誇り高き竜王

シャルゼとルティアルの魂を喰らい、
天異はさらに進化する。

ジェーダンですら、
「手が付けられない」と評するほどに。

もはや、通常の戦いではどうにもならない。

ジェーダンは決断する。

全軍の撤退時間を稼ぐため、
究極の銃を使う。

魔力の装填が始まる。

一方――

前線では、オベロンが戦っていた。

天異と接近戦。

その最中。

カムラルとジノークが、
魔力光に貫かれそうになる。

オベロンは迷わない。

助ける。

だが。

救われた二人の口から出たのは、
感謝ではなかった。

憎きリケロスを体現する存在。

それがカムラルとジノークだろう。

ゆえに、助けられたことすら気に入らない。

「あんな王様に助けられたなんて知られたら、恥ずかしくて生きていられねえ」

言葉が過ぎる。

モントが嗜める。

だが、カムラルとジノークには届かない。

その瞬間。

天異が再び魔力光を放つ。

今度は――

防げない。

モントとオベロンは、
指輪の力でビジョンを次々召喚する。

だが、間に合わない。

手数が違う。

圧倒的すぎる。

オベロンが、貫かれる――

そう思った瞬間。

二つの影が、割って入る。

カムラル。

ジノーク。

自分たちの体で、
オベロンを守った。

なぜだ、と問いかけるオベロン。

返ってきたのは――

「あんたにはこれから武功をあげてもらわないと困る」

「そうすりゃ、あの誇り高き竜王を助けたのは俺たちだって言える」

軽口。

最後まで、らしい言い方だった。

だが――

その言葉の途中で、
二人は息を引き取る。

モントが静かに言う。

あの二人は、
オベロンを尊敬していたのだと。

オベロンは気づけなかった。

その想いに。

悔やみながらも、
ジェーダンの魔力砲撃で天異がひるんだ隙を突き、

戦場を離脱する。


また、やられた。

正直、もう1度、殴りたい。

さっきまでの自分を。

カムラルとジノーク。

ただのクズだと思っていた。

疑いもなく。

世の中には、
根っからの善人がいる。

同じように、
根っからの悪人もいる。

そしてこの二人は、
間違いなく後者だと信じていた。

今でも。

二択なら、悪人だと答える。

それは変わらない。

でも――

それだけじゃなかった。

どんな悪人にも、
善意はある。

そしてこの二人のそれは、
本物だった。

じゃないと。

命を賭けてまで、
オベロンを守るはずがない。

幻影戦争は、裏切る。

良い意味で。

それは分かっていたはずなのに。

まだ、足りなかった。

理解が。

カムラルとジノークの生き様を、
理解した瞬間。

感情が追いつく。

涙が、遅れてやってくる。

砕けない壁

倒せなくても、止める

教会の高き”壁”

バラルとレイシェスは、異変を感じ取っていた。

何が起きているのかは分からない。

だが、確かに“何か”が動いている。

それも――

ホルンから。

しかもそれは、
ある意味で天異よりも恐ろしいもの。

その直感は、間違っていない。

ジェーダンは二人の申し出を受け入れる。

ホルンへ向かう許可を出す。


そのホルン城では。

ガロウザとヴィネラが対峙していた。

だが、勝負にならない。

ヴィネラでは届かない。

実力差は明確だった。

そこへ現れる影。

“囁き”。

ヴィネラから知らされる。

“呟き”が倒されたことを。

その事実が、静かに火をつける。

怒り。

だが、それは爆発しない。

沈む。

静かに、深く。

そして囁きは決める。

ガロウザに挑むと。

だが、分かっている。

自分では倒せないかもしれない。

それでも――

戦う。

なぜか。

囁きは言う。

倒すだけが戦いではない。

自分は“壁”になる、と。

教会の高き壁。

その名の通り。

進ませないための存在。

守るための存在。

ここに、戦いが始まる。

クリスタル教会のホムンクルス。

残っているのは、
囁きとフォセットの二人だけ。

その中で。

“呟き”は倒れた。

だからこそ、
囁きの背負うものは重い。

怒りはある。

だがそれ以上に、
役割がある。

倒せない相手に対して、
どう立つか。

その答えが――

“壁”。

ガロウザを崩すことは難しい。

それは囁き自身が理解している。

だからこそ、選ぶ。

防ぐ。

止める。

時間を稼ぐ。

ヴィネラと、六振りの刀剣を守るために。

この戦いは、
勝つための戦いではない。

守り抜くための戦いだ。

だからこそ――

目が離せない。

心を揺らす

悪意の奥にある本音

胸騒ぎの連鎖

ミランダは見ていた。

東方での弟弟子――
バラルとレイシェスが、ホルンへと急ぐ姿を。

チョコボを駆って、一直線に。

その様子は、ただ事ではない。

そしてミランダ自身も感じていた。

ホルンから伝わってくる異変。

それは天異とは違う。

もっと別の、
得体の知れない“何か”。

だからこそ、ミランダも動く。

グラセラに許可を取り、
ホルン城へ向かう。

異変は広がっている。

静かに、だが確実に。

一方で。

戦場の別の場所では、
奇妙な動きがあった。

ドランドとガーガス。

二人は、キトンを探していた。

理由はひとつ。

ナドル。

あの子のためだ。

ドランドとガーガスは悪人だ。

それは間違いない。

本質は変わっていない。

だが――

ナドルを想う気持ちだけは、本物だ。

だからこそ。

天異との戦いにも、
本気で向き合っている。

だが本気で戦うということは、
死と隣り合わせということでもある。

もし、自分たちが死んだら。

ナドルはどうなる。

その答えを、二人は探していた。

そして辿り着く。

キトン。

あの子を託せるのは、彼女しかいない。

だから、探していた。

今度こそ、返事をもらうために。

キトンは知っている。

この二人の本質も。

過去も。

それでも。

ナドルへの想いが本物であることも。

だからこそ――

不承不承ながら、受け入れる。

ドランドとガーガスの願いを。

その瞬間。

二人は嬉しそうに言う。

これからは――

キトン“様”と呼ぶ、と。

正直、忘れていない。

シャドウリンクス。

ドランドとガーガスが、
キトンの大切な存在を嬲り殺しにしたこと。

あれは許せない。

今でも。

絶対に。

それは変わらない。

だが。

それでも。

目の前のこの光景を見て、
心が揺れるのを止められない。

悪人の願い。

それがあまりにも真っ直ぐすぎて、

逆に、純粋に見えてしまう。

認めたくないのに。

目頭が熱くなる。

幻影戦争は、
容赦がない。

キャラの底が、深すぎる。

善と悪で割り切れない。

だからこそ――

心が、休まらない。

終わりに

今回の話は、タイトル通り――

「結ばれゆく絆」。

でも正直に言う。

これは、ただの“綺麗な絆”の話じゃない。

むしろ逆だ。

綺麗じゃないもの同士が、
それでも繋がってしまう話だった。


天異は、再び動き出した。

しかも前よりも強く、
前よりも手がつけられない存在として。

状況だけ見れば、絶望に近い。

だが、それ以上に印象に残るのは――

“人”の側だ。


呟き。

無名の存在が、
最強に刃を届かせた。

勝てなかった。

それでも、“届いた”。

あの一撃は、確かに意味を持っていた。


グリファードと祈り。

殺すはずだった相手に、
命を救われる。

そして、託される。

「お前が生きろ」と。

あまりにも重い選択。

あまりにも、優しすぎる結末。


カムラルとジノーク。

悪人だ。

それは今でも変わらない。

でも――

命を賭けて守った想いは、
紛れもなく本物だった。

最後まで軽口で隠していた本音。

それに気づいた瞬間、
全部ひっくり返された。


囁き。

倒せないと分かっている相手に、
それでも立つ。

“壁”になると決める。

勝つためじゃない。

守るために。

この選択が、どれだけ重いか。

分かっているからこそ、
目が離せなかった。


そして、ドランドとガーガス。

許せない過去を持つ二人。

それでも、ナドルを想う気持ちは本物だった。

悪人の願いが、
こんなにも真っ直ぐに見えてしまう。

その事実が、苦しい。


今回ずっと感じていたことがある。

それは――

「人は、一言では語れない」ということ。

善人か悪人か。

そんな単純な話じゃない。

どんなやつにも、
譲れないものがある。

守りたいものがある。

そのために、命を賭けることがある。


だからこそ、この物語はしんどい。

簡単に嫌いになれない。

簡単に割り切れない。

気づいたら、感情を持っていかれている。


そして、そのすべてが――

“結ばれていく”。

綺麗じゃなくても。

歪んでいても。

間違っていても。

それでも確かに、繋がっていく。


だから怖い。

天異よりも。

ガロウザよりも。

もしかしたら一番恐ろしいのは――

この“人の繋がり”なのかもしれない。


物語は、まだ止まらない。

むしろ、ここからが本番だ。

繋がってしまった想いが、

この先、どうぶつかっていくのか。

どう壊れていくのか。

それとも、守りきれるのか。


正直、安心なんて一つもない。

でも――

目を逸らすこともできない。

次が、待ちきれない。

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