『FFレゾナンス』フィーナとチョコボ動画感想|チョコボを“鳥”と呼ぶ違和感と勝利のファンファーレに負ける

※当記事は広告を含みます
※FFBEないしレゾナンスの若干のネタバレを含みます

続々とアップされるレゾナンスの動画。

ショート動画によるプロモーション。

継続的な燃料投下だよね、わかる。

今回はフィーナの紹介動画を観たから、

RPG黄金期キッズとしてポイントをチェックしていきたい

目次

チョコボは鳥ではなく、チョコボである

フィーナがチョコボを見て、「鳥」と表現する。

うん、冷静に考えれば、何もおかしくない。

チョコボには羽がある。

くちばしもある。

二本足で走る。

見た目だけで言えば、たしかに鳥だ。

たぶん生物分類的にも、鳥っぽい何かなんじゃないかな。

でも、違う。

おいらの中では、そこにどうしても引っかかりがある。

チョコボは鳥ではない。

チョコボは、チョコボなんだよ。

悪いけど、これはもう、理屈じゃないんだ。

こちとら40歳目前のオタクである。

物心ついた頃からずっとFFを遊んできた。

そんな人間にとって、チョコボはただの生き物じゃないんだ。

フィールドを駆ける相棒であり、
敵に遭遇せずに進める安心であり、
あの軽快なテーマ曲と一緒に思い出される、FFそのものの記号でもあるんだ。

だから、チョコボを見て「鳥」と言われると、少しだけ不思議な気持ちになる。

たしかに鳥なのかもね。

でも、そうじゃないんだよ。

チョコボは、チョコボなんだよ。

何十年も、チョコボをチョコボとして見てきたんだよ。

黄色い鳥を見ているんじゃない。

FFのフィールドを走る存在として見てきた。

移動手段であり、癒やしであり、シリーズの象徴であり、もはやひとつの文化として受け取ってきた。

だからこそ、フィーナがチョコボを「鳥」と認識していることが、良い意味で妙に新鮮だった。

プレイヤーにとっては当たり前のチョコボ。

でも、作中のフィーナにとっては、まず「鳥」に見える。

このズレが面白い。

おいらはチョコボを知りすぎている。

フィーナは、まだその存在をまっすぐ見ている。

そこに、プレイヤーとキャラクターの距離がある。

そしてその距離が、ちょっと良い。

FFに長く触れてきた側からすると、チョコボは最初からチョコボだ。

でも、物語の中のキャラクターにとっては、チョコボもまた初めて出会う不思議な生き物なのかもしれない。

そう考えると、「鳥」という言葉ひとつで、少しだけ世界が広がる。

こちらにとっては懐かしい存在。

でも、キャラクターにとっては未知の存在。

その噛み合わなさが、なんだか妙に良かった。

チョコボは鳥ではない。

でも、フィーナから見れば鳥なのかもしれない。

その当たり前すぎるズレに、FFを長く遊んできた自分の感覚まで浮かび上がってしまった。

同じ感覚のプレイヤー様も多いんじゃなかろうか。

FFキャラがチョコボを知らない世界線

考えてみれば、これは当たり前なのかもしれない。

おいらはチョコボを知っている。

何度も見てきた。

何度も乗ってきた。

何度もあの曲を聞いてきた。

フィールドを駆け回るとき、そこにチョコボがいるのは当たり前だった。

でも、フィーナにとっては違う。

フィーナは、プレイヤーではない。

FFシリーズを何十年も遊んできた人間でもない。

その世界の中で生きているキャラクターだ。

だから、初めてチョコボを見たなら、まず「鳥」と認識するのは自然なのかもしれない。

いや、自然なんだろうね。

でも、それが妙におもしろい。

FFキャラなのに、チョコボを知らない。

こちらからすると、かなり不思議な感覚だ。

チョコボなんて、FFの象徴みたいな存在だ。

クリスタル。

飛空艇。

召喚獣。

勝利のファンファーレ。

そういうものと並ぶくらい、チョコボはFFに深く刻まれている。

そのチョコボを、FFキャラであるフィーナが「鳥」と見る。

このズレが、なんだかたまらない。

恐らく多くのプレイヤーは画面の外側から、
「いやいや、それチョコボだよ」
と思っている。

でも、画面の中のフィーナにとっては、まだ名前のない不思議な鳥なのかもしれない。

プレイヤーにとっての常識が、キャラクターにとっての常識とは限らない。

その当たり前のことを、チョコボひとつで思い出させられる。

そして、そのズレがあるからこそ、世界がちゃんと生きて見える。

チョコボが単なるシリーズのお約束として置かれているのではなく、
その世界の中で出会う生き物として存在している。

フィーナが「鳥」と言うことで、逆にチョコボが少し新鮮に見える。

知り尽くしたはずの存在が、もう一度、初めて見るものになる。

これはけっこう良い。

FFを長く遊んできたおいらにとって、チョコボはもうチョコボでしかない。

でも、フィーナの目を通すと、チョコボはまだ「鳥」になれる。

その世界線が、なんだか少し眩しい。

知っているはずのFFを、知らないキャラクターの視点でもう一度見る。

『FFレゾナンス』のこういう小さな違和感は、意外と侮れない。

フィーナのイラストは、正直ちょっともったいない

ただ、今回の動画で少し気になったところもある。

フィーナのバストアップイラストだ。

正直、これはレインのときと同じく、少しイメージと違った。

もちろん、悪いとまでは言わない。

絵として破綻しているわけでもないし、フィーナだと分からないわけでもない。

でも、なんだろう。

少しのっぺりして見える。

薄味に感じる。

フィーナって、もっと一目で画面を持っていくキャラクターだと思っている。

もっと華がある。

もっと透明感がある。

もっと、こちらの視線を引っ張る力がある。

スマホ版『FFBE』のフィーナには、3DCG的での超絶美少女感があった。

いかにもヒロイン。

いかにも光属性。

いかにも、レインたちの旅に特別な意味を持ち込む存在。

そういう分かりやすい強さがあった。

それが今回のバストアップイラストになると、少しおとなしく見えてしまう。

なんだろうなぁ、なんで、フィーナがこんな薄味になるかな。

これは正直もったいない。

ラスウェルのイラストは、わりとしっくり来た。

落ち着いた雰囲気も、真面目さも、少し影のある感じも、ラスウェルには合っていたと思う。

でも、レインとフィーナは少し違う。

おいらの中にあるイメージと、今回のバストアップイラストの方向性が、うまく重なりきらない。

フィーナは、もっと強くていい。

もっと美少女として振り切っていい。

もっと「これがフィーナだ」と、画面に出た瞬間に納得させてほしい。

チョコボを「鳥」と呼ぶフィーナの台詞は面白かった。

声がついて、キャラクターとして動いていることも嬉しい。

だからこそ、イラストでもう一段持っていってほしかった。

それでも勝利のファンファーレには負ける

そして、もうひとつ。

勝利のファンファーレ。

今回の動画でも、あの音が流れる。

FFおなじみの、あのメロディ。

正直、聞き飽きるほど聞いてきた。

本当に、何回聞いたか分からない。

雑魚戦に勝って聞いた。

レベル上げの途中で聞いた。

ボスを倒して聞いた。

寄り道の戦闘でも聞いた。

もう人生のどこかに染みついているくらい、あのファンファーレを聞いてきた。

作品毎にアレンジされている。

その作品における勝利のファンファーレは懐かして新しい。

でも、レゾナンスのそれはFFBEそれと全く一緒。

10年間聴いたから、正直、聞き飽きている。

なのに、気付いたら、意識をもっていかれる。

だから、少し悔しい。

いや、分かっている。

これはFFだ。

これを鳴らされたら、こちらが反応するのは当然だ。

作っている側も分かっているはずだ。

この音を鳴らせば、長くFFを遊んできた人間の心が動く。

それを分かったうえで鳴らしている。

ずるい。

でも、負ける。

あのメロディが流れた瞬間に、やっぱり嬉しくなってしまう。

「ああ、FFだ」と思ってしまう。

ドット絵で戦っている。

フィーナが喋っている。

チョコボがいる。

そこに勝利のファンファーレが重なる。

もう、それだけでかなり強い。

新しい作品なのに、昔から知っている音が鳴る。

見たことのない『FFレゾナンス』なのに、聞いた瞬間に帰ってきた感じがする。

この感覚が悔しい。

悔しいけれど、嬉しい。

聞き飽きたはずなのに、まだ嬉しい。

何度も何度も聞いてきたはずなのに、まだ心が動く。

勝利のファンファーレって、やっぱりすごい。

ただの戦闘終了のジングルではない。

FFを遊んできた時間そのものを、一瞬で呼び戻してくる音だ。

だから、おいらはまた負ける。

フィーナのイラストに少し文句を言いながら。

チョコボを鳥と呼ぶ違和感に引っかかりながら。

それでも、勝利のファンファーレが鳴った瞬間に、ちゃんと嬉しくなってしまう。

そして、やっぱりFFはこうでなくちゃとも思ってしまう。

終わりに

YouTubeで、続々と『FFレゾナンス』のプロモーションが始まっている。

レイン。

ラスウェル。

シネマティックピクセル。

ターン制コマンドバトル。

そして今回のフィーナとチョコボ。

短い動画ではあるけれど、ひとつ見るたびに、少しずつ『FFレゾナンス』の輪郭が見えてくる。

しかも、プロモーションはYouTubeだけじゃない。

気付いたら、Xでも始まっていた。

『FFレゾナンス』には、本当に売れてほしい。

このHD-2DのFFという流れを、今回だけで終わらせないためにも、アピールできるものはどんどん前に出してほしい。

次回以降、Xで公開されている動画にも触れていくよ。

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